研究課題/領域番号 |
08457001
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
解剖学一般(含組織学・発生学)
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
藤本 豊士 群馬大学, 医学部, 教授 (50115929)
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研究分担者 |
向後 寛 群馬大学, 医学部, 助手 (20282387)
青木 武生 群馬大学, 医学部, 助手 (70150919)
萩原 治夫 群馬大学, 医学部, 講師 (80189464)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
1997年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1996年度: 5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
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キーワード | カベオラ / 細胞膜 / カルシウム / カルレティキュリン / G蛋白質 / 免疫電顕 / 免疫電子顕微鏡法 |
研究概要 |
1)カルレティキュリン(CRT)に対するポリクローナル抗体が細胞膜カベオラの細胞質側表面を標識することを見出した。この標識は培養ヒト線維芽細胞やヒト卵管組織内の線維芽細胞、平滑筋細胞で観察された。細胞膜標本に対して周辺性膜蛋白質を遊離させる処理を行った場合でも、抗CRT抗体による標識は残存した。同抗体を用いてヒト線維芽細胞のcDNAライブラリーをスクリーニングしたところ、CRT以外の複数の蛋白質についての実験を継続中である。 2)カベオラに集中するとされているGi2aについて、詳細な局在解析を行った。密度勾配超遠心法ではカベオリンとGi2aは異なる挙動を示した。また免疫電顕法により、カベオラにおけるGi2aの密度はカベオラ以外のそれの2.29倍程度であることが明らかになった。これらの結果はGi2aのカベオラへの集中が従来の生化学的方法から結論されるよりも遙に低いことを示す。 3)培養細胞を急速凍結し、凍結レプリカを作製することにより、広範囲の細胞膜を観察する方法を考案した。この方法によりカベオラや細胞膜抗原の分布を二次元的に解析することが容易になった。
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