研究課題/領域番号 |
08457046
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態医化学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 (1997) 名古屋大学 (1996) |
研究代表者 |
萩原 政敏 (萩原 正敏) 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (10208423)
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研究分担者 |
室 慶直 名古屋大学, 医学部, 助手 (80270990)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
7,400千円 (直接経費: 7,400千円)
1997年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1996年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
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キーワード | 自己抗原 / 抗体スクリーニング / MKK6 / SPOP / ZF5 / Dymple / Ki67 / Mitosin / 自己抗体 / 核内蛋白 / Behcet病 / TAK1 / P38 / HOG |
研究概要 |
平成8年度我々はMAP kinase Kinaseに高いホモロジーを有する新規遺伝子をクローニングし、MAPKK6 と名付けた。このリン酸化酵素は、TGFで活性化される MAPKK6である TAK1の下流で、P38/HOG の上流に位置することが、我々と松本研および西田研との共同研究により判明した。 平成9年度には自己抗原として、Ki67、SPOP、ZF5、Mitosin 等に対する自己抗原となる患者血清を見出し病態との関連に付いて研究を行った。特にSPOP は我々の見出した新規核蛋白で、その全長cDNA をクローニングし、特異な核内局在化機構を明らかにした。 また、卵巣患者の抗核抗体を用いた発現スクリーニングにより、チオレドキシン還元酵素をクローニングした。これは癌患者でチオレドキシ還元酵素に対する自己抗体が見つかったという初めての報告である。 さらに、強皮症患者の血清を用いた HeLa 細胞のcDNA ライブラリーのスクリーニングにより、新規GTPase タンパクDymple をクローニングした。Dymple は約80kDa のタンパク質であり、細胞内でゴルジ体に局在すること、脳、精巣、骨格筋においてそれぞれ異なるmRNAスプライシング産物が確認されたこと、さらに脳でのin situ Hybridization による Dymple mRNAの発現解析等明らかにした。
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