研究課題/領域番号 |
08457076
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験病理学
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
大島 章 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (00025644)
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研究分担者 |
村垣 泰光 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教授 (40190904)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
1996年度: 6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
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キーワード | 肝血管腫 / 内皮細胞 / XVIII型コラーゲン / エンドスタチン / 遺伝子異常 / PCR / SSCP |
研究概要 |
XVIII型コラーゲンは内皮細胞で発現され内皮細胞直下の基底膜に存在するコラーゲンである。内皮細胞が管腔形成をするときXVIII型コラーゲンS型が発現され、またXVIII型コラーゲンのカルボキシル末端183アミノ酸残基からなるペプチド(エンドスタチン)が内皮細胞の増殖を抑制するするという事実から内皮細胞の増殖すなわち血管腫においてこのXVIII型コラーゲン遺伝子の何らかの異常を疑ったわけである。XVIII型コラーゲンが肝臓で最も強く発現することにより肝血管腫においてその遺伝子を検索することにした。肝血管腫と診断された患者6例からリンパ球を分離しEVウイルスを感染させることによりリンパ芽球化し各々からTotal RNAを抽出した。Reverse transcriptaseによりcDNAを合成しXVIII型コラーゲンのカルボキシル末端のノントリプルヘリックス部(NC1)からプライマーを選んでnested PCRを行った。PCR産物はSSCP、ヘテロデュプレックス、およびアガロースゲルにより分析を行った。これらの分析結果からは異常泳動パターンは得られなかったが一応PCR産物のダイレクトシークエンスを行った。6例中2例に一つのコドンの第3ヌクレオチドのポリモルフィズムが見つけられた以外有意な遺伝子異常は見られなかった。今後さらに症例を増やしXVIII型コラーゲンcDNAの全コーディングリージョンを検索する予定である。
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