研究課題/領域番号 |
08457096
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ウイルス学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
伊藤 康彦 三重大学, 医学部, 教授 (00022872)
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研究分担者 |
西尾 真智子 三重大学, 医学部, 助手 (70156040)
河野 光雄 三重大学, 医学部, 講師 (00234097)
鶴留 雅人 三重大学, 医学部, 助教授 (50159042)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
8,500千円 (直接経費: 8,500千円)
1997年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1996年度: 6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
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キーワード | cell fusion / パラミクソウイルス / FRP-1 / HIV / Cell Fusion / CPE |
研究概要 |
パラミクソウイルスとHIVを用い、細胞融合、多核巨細胞形成やウイルス侵入機構のウイルス側の要因を解析した。F蛋白単独で細胞融合を誘導できる系を見い出したので、その系を用いて、パラミクソウイルスの細胞融合誘導の分子機構を解析した。SV5のF蛋白の中には、HN蛋白の関与なしに細胞融合を誘導できる蛋白とHN蛋白と共同してしか、細胞融合を誘導できない蛋白があることを我々は明らかにした。この両者の蛋白の生化学的・構造化学的解析をした。 パラミクソウイルスとHIVを用い、細胞融合、多核巨細胞形成やウイルス侵入機構の宿主細胞側の要因を解析する。特に我々が見い出したウイルス誘導細胞融合の制御因子、Fusion Regulatory Factor-1(FRP-1)について解析した。抗FRP-1抗体(FRP-1・Ligand)のParamyxovirusとHIVによる多核巨細胞形成に対する制御機構の分子機構を解明する。多核巨細胞形成制御活性のpositive signalとnegative signalの細胞内情報伝達機構の共通経路と独自経路を明らかにした。 マウスFRP-1に対するモノクローナル抗体を作製し、その生物活性を解析した。マウスFRP-1はアロ抗原であることを明らかにし、またマウスFRP-1はLy10抗原と同一分子であることを証明した。
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