研究課題/領域番号 |
08457106
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
免疫学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
藤原 大美 大阪大学, 医学部, 助教授 (70116094)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
1997年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1996年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
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キーワード | インターロイキン-12 / T細胞 / インターロイキン-12レセプター / インターフェロン-γ / インターロイキン-12産生 / 情報伝達 / T細胞増殖 / インターロイキン12 / 抗原提示細胞 / CD40 / CD40 ligand / T-APC相互作用 |
研究概要 |
2年間の研究により次に列挙する成果を得た。 (1)IL-12産生誘導及び制御機構:IL-12産生はAPC/Mφにより、(1)CD40L(活性化T細胞上に発現される)の刺激、又は(2)LPS刺激によって誘導される。これらはそれぞれT細胞依存性経路及びLPS経路と呼ばれる。我々は両経路によるIL-12産生は、B細胞とTh2タイプのサイトカイン(IL-10、IL-6、IL-4)により、即ち液性免疫に関与するリンパ系細胞とサイトカインにより複雑巧妙に制御されることを明らかにした。 (2)IL-12応答細胞株の樹立:IL-12刺激のみによって増殖が誘導され、培養維持可能なT細胞クローン(2D6)の樹立に成功した。この細胞株の特色が解析され、又この細胞株の樹立は次の成果を生み出すことにつながった。 (3)IL-12レセプター(IL-12R)の情報伝達分子機構:2D6クローンを用いた解析により、IL-12RによるIFN-γ産生と増殖応答へのシグナリング機構が明らかになった。即ち、IL-12により誘導されるTYK2とSTAT4の活性化がIFN-γ産生に、JAK2とSTAT5の活性化が増殖応答の誘導に関与することが示唆された。
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