研究課題/領域番号 |
08457118
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衛生学
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
相澤 好治 北里大学, 医学部, 教授 (10124926)
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研究分担者 |
苅部 ひとみ 北里大学, 医学部, 講師 (10161259)
小谷 誠 東京電機大学, 工学部, 教授 (60057205)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1996年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
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キーワード | 半導体 / 磁界測定 / 電子工学 / 細胞毒性 / ガリウム砒素 / インジウムリン / インジウム砒素 / 石灰石 / インジウムヒ素 |
研究概要 |
昨今、半導体産業では、新規物質の利用が顕著であり、一見極めてクリーンに見える半導体産業における身体上の危害も危惧されている。光半導体や半導体レーザーに用いられているガリウム砒素(GaAs)については、経気道暴露の危険性が唱えられ、動物実験では、病理組織学的に肺障害を引き起こすことが観察されている。本研究グループは、数年来肺磁界測定を用いて、種々な化学物質の肺障害性評価を行ってきたが、家兎の気管内に注入した酸化鉄の緩和(磁化後に観察される急速な残留磁界の減少)やクリアランスを指標に用いて、同時に注入したGaAsによる肺障害性を観察した。 本研究では、ハムスターの気管支肺胞洗浄により得た肺胞マクロファージにin vitroで酸化鉄を貧食せしめた後磁化し、緩和を検討することにより同時に加えたGaAsによる細胞障害性を評価した。さらに形態学的な評価を行うと共に、古典的に細胞障害性評価に用いられているLDH放出を併用した。その結果、対照に比較し、GaAs20μg/ml添加により緩和は著しく遅延した。GaAs2、4、10μg/ml添加実験によりこの所見は量依存的であることが確かめられた。GaAsはガリウムと砒素の化合物であるので、どちらの元素が緩和の遅延に関与しているかを明らかにするため、酸化ガリウム20μg/mlを添加したが、緩和の遅延は認められなかった。したがって砒素が緩和に影響していることが推察された。形態学的には、透過型電子顕微鏡像から、GaAs添加により細胞膜および細胞小器官の変化が観察された。また逸脱LDH値は、四三酸化鉄のみと酸化ガリウム添加では、ほとんど認められなかったが、GaAs添加では高値を示した。 GaAsだけでなく、石灰石、石綿およびその代替え品である酸化チタン、炭化ケイ素についても同様の方法で検討した。
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