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胃がん・胃潰瘍の発症要因に関するコホート研究-血清ペプシノゲン値、ヘリコバクタ・ピロリ感染に関する検討

研究課題

研究課題/領域番号 08457140
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 公衆衛生学・健康科学
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

近藤 健文  慶應義塾大学, 医学部, 教授 (20234940)

研究分担者 島田 直樹  慶應義塾大学, 医学部, 講師 (90255430)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
1996年度: 5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
キーワード胃がん / 胃潰瘍 / ペプシノゲン / ヘリコバクター・ピロリ / コホート研究
研究概要

神奈川県内の某運輸系企業において1995年の成人病健診を受診した30歳以上の男性社員1803名を対象とした。胃切除者、胃がん検診未受診者、および胃がん検診においてびらん、炎症、胃潰瘍以外の所見を認めた者を除外し、さらに問診票の記入に不備のあった者を除外した結果、解析対象者は981名となった。
1995年の成人病健診を受診した際に血清を採取し、血清抗ヘリコバクター・ピロリ-IgG抗体価(抗HP抗体)、血清ペプシノーゲン値(PG)IおよびII、血清ガストリン値(GAS)を測定し、PGI/PGIIを算出した。抗HP抗体は判定(+)以上を有所見とした。他の4項目は、各々の中央値において2群に分類し、PGI、PGII、PGI/PGは中央値未満を有所見、GASは中央値以上を有所見とした。説明変数として、年齢、喫煙、飲酒、運動、睡眠、食生活(主食、味付け、肉類、卵、魚類、野菜、果物、甘い物、油濃い物、インスタント食品、外食、コーヒー、ジュース、間食)、胃部所見、十二指腸所見をカテゴリー変数として使用して、ステップワイズ法を用いた選択的ロジスティック回帰分析を実施した。この時、各説明変数の基準カテゴリーを定め、その説明変数の各カテゴリーの基準カテゴリーに対するオッズ比と95%信頼区間を求めた。
分析の結果、抗HP抗体では高齢、魚類摂取、コーヒー摂取、胃部有所見で高いオッズ比を示し、高度喫煙、野菜摂取で低いオッズ比を示した。PGIでは果物摂取で高いオッズ比を示し、40〜40歳、50〜59歳、および十二指腸有所見で低いオッズ比を示した。PGIIでは年齢、胃部有所見で低いオッズ比を示した。
PGI/PGIIでは高齢、魚類毎日摂取で高いオッズ比を示し、喫煙、飲酒、魚類少量摂取で低いオッズ比を示した。GASでは高齢、中等度喫煙で高いオッズ比を示し、甘い物摂取で低いオッズ比を示した。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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