研究課題/領域番号 |
08457142
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 国立環境研究所 |
研究代表者 |
兜 真徳 国立環境研究所, 地域環境研究グループ, 上席研究官 (00113481)
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研究分担者 |
黒河 佳香 国立環境研究所, 地域環境研究グループ, 主任研究員 (30205231)
影山 隆之 国立環境研究所, 地域環境研究グループ, 主任研究員 (90204346)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
8,300千円 (直接経費: 8,300千円)
1998年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1997年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1996年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 催眠覚醒リズム / 神経生理 / 不眠症 / 内分泌 / メラトニン / ストレス / 睡眠覚醒リズム |
研究概要 |
昨年度までに実施した沖縄久米島の不眠症に関する一次調査の結果、不眠症と判断された者(不眠症症例)と、非不眠症者の中から性・年齢をマッチさせて選出した対照群19ペアーを対象に、3日間に亘り心拍間隔のモニターとアクチメータによる睡眠モニターを行い、ここで見出された不眠症の生理的特徴を明かにすることを試みた。心拍間隔変動の3つのスペクトル成分については、これまでの研究から、超低周波成分が脳波のδ波成分に強く相関することが示されており、深い睡眠のパラメータとして利用可能であることが示されている。また、アクチメータは体動をモニターするもので、体動の変化から入眠時や中途覚醒あるいは起床時刻が同定でき、総睡眠時間や中途覚醒時間などを算出することが出来る。調査では上記2種のモニターのほか、調査中の睡眠の質についてOSA調査票を用いて調べた。結果、睡眠質を示すOSAのスコアーには不眠症と対照の間に有意な差は見られなかった。また、上記の心拍間隔変動スペクトルの超低周波成分、あるいはアクチメータのデータから知られた各種睡眠時間のパラメータにも有意な差異は認められなかった。この結果は、一次調査で見出された不眠症における睡眠状態が不安定なものであったことによることを示唆している。したがって、これまで見出してきた都内幹線道路沿道における騒音性の不眠症が持続的であったことと対照的であった。夜間の交通騒音に強く関連している不眠症については、約半年おいてその再現性をチェックした結果においても極めてよい相関が見られており、騒音による睡眠への影響には“慣れ"が起こり難いと言われていることを示していると解釈された。
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