研究課題/領域番号 |
08457181
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
林 清二 大阪大学, 医学部, 講師 (70218577)
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研究分担者 |
細江 重人 大阪大学, 医学部・第三内科, 助手 (60263274)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1996年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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キーワード | HVJ-リポゾーム / 肺線維症 / 生体内遺伝子導入 / 血小板由来増殖因子(PDGF) / 血小板由来増殖因子(PDGF)受容体 / ブレオマイシン / 間質性肺炎 / サイトカイン / PDGF / 可溶性PDGF受容体 / TGF-β |
研究概要 |
血小板由来増殖因子(PDGF)は間葉系の細胞の増殖因子あり、走化性因子であり、細胞外基質の増生を促す。特発性肺線維症をはじめとする肺線維症の肺内ではPDGFの発現増強が報告されている。われわれはPDGF活性の制御による肺線維化を軽減することを目指し、細胞内チロシンキナーゼ部位を欠失させたPDGF受容体β鎖細胞外ドメインの発現プラスミド(XR)を作成した。これをHVJ-リポゾームによって生体内遺伝子導入し、マウスブレオマイシン肺障害モデルに対する治療効果を検討した。その結果、XR遺伝子導入によって、ブレオマイシンによる肺湿重量、および膠原線維沈着の指標となるハイドロキシプロリン量の増加が抑制され、さらに組織学的にも細胞浸潤の軽減をみた。これらの結果はPDGFが肺の線維化の形成に重要な役割を担いかつ、HVJ-リポゾームを用いたXR遺伝子の導入が肺線維化を抑制することが示唆された。
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