研究課題/領域番号 |
08457200
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
友池 仁暢 山形大学, 医学部, 教授 (90112333)
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研究分担者 |
宮脇 洋 山形大学, 医学部, 助手 (30261704)
竹石 恭知 山形大学, 医学部, 助手 (40272067)
白壁 昌憲 山形大学, 医学部, 助手 (10241697)
山口 清司 山形大学, 医学部, 講師 (30239892)
久保田 功 山形大学, 医学部, 助教授 (30161673)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
1997年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1996年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
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キーワード | 急性心筋梗塞 / 死亡率 / 再灌流療法 / リポ蛋白 / 高トリグリセライド血症 / ST交互脈 / 心室細動 / ディファレンシャル・デイスプレイ / 急性期死亡 / 冠攣縮 / 内膜肥厚 / 不安定狭心症 / 冠動脈硬化 / 粥腫 / 血清コレステロール / 血清トリプリセライド / リポ蛋白質 / 血小板 |
研究概要 |
1)急性心筋梗塞発症時の病態の特徴を地域における発症登録患者について解析した。連続1014名について4週間以内の急性期死亡例は184名(死亡率18%)であった。急性期死亡例と生存例について比較したところ、高齢、女性、高血圧の既往、糖尿病合併、心筋梗塞再発例、重症心不全合併例に危険度が高かった。死因は、心不全、心破裂、不整脈が大半を占めた。再灌流療法を施行し得た症例群では死亡率が5%と救命率に優れていることが明らかになった。 2)冠動脈に器質的狭窄を認める症例についてアテローム切除術を行い、組織所見を検討した。冠攣縮例と労作性狭心症例の対比を行ったが、組織学的に有意の差を認めなかった。 3)サイトカインと心不全重症度との関連を明らかにした。 4)実験的検討 ・内膜傷害後の慢性期の生じる内膜肥厚の成因を探るため、遺伝子発現の変化を検討した。家兎大動脈内膜をバルーンカテーテルで剥離し、術後1、3、7、14、21、28日目に大動脈を摘出し、Differential displayを行った。時間の経過に連動する因子が少なくとも8個見い出した。 ・脂質レベルの変化によって粥状硬化病変の転帰が修飾される。そこで遺伝性高脂血症家兎についてトリグリセライドの影響を検討した。高トリグリセライド血症では、若年から粥状硬化が出現し、かつ皮膚に黄色腫が出現した。病因と関連する合併症としてインスリン抵抗性と耐糖能異常を見出した。
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