研究課題/領域番号 |
08457219
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
土屋 滋 東北大学, 加齢医学研究所, 助教授 (30124605)
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研究分担者 |
藤江 弘美 東北大学, 加齢医学研究所, 助手 (60282000)
峯岸 正好 東北大学, 加齢医学研究所, 助手 (20211592)
今野 多助 東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (00004846)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1997年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | Wiskott-Aldrich症候群 / WASP / 遺伝子診断 / 保因者診断 / マウス抗WASP単クローン抗体 / Wiskott-aldrich症候群 |
研究概要 |
1.Wiskott-Aldrich症候群におけるWASP遺伝子変異 5症例の遺伝子解析を施行した。症例1および2は第1エクソンにてGの1塩基欠失、症例3では第2エクソンTCA→TAA(stop)、症例4では第10エクソンGGA→TGA(stop)、症例5では第10エクソン^<1119>Cの1塩基欠失が認められ、それぞれ63、63、53、320、444アミノ酸のtruncated WASPとして読みとられていた。 2.保因者診断 症例1と2はPCR-SSCP法、症例4はXhol消化、症例5はPCR産物の直接塩基列決定にて保因者診断が可能であった。 3.患者・正常人・各種血液細胞株におけるWASPmRNAの発現 正常人末梢血単核球・多核球分画の双方にmRNAの発現を認めた。一方患者5名はいずれもノーザンブロット法上検出感度以下の発現であった。白血病細胞核では全例にWASPの発現を見たが、線維芽細胞には発現は認められなかった。 4.WASPに対する抗体作成と蛋白発現の検討 WASPに対するポリクローナル及びモノクローナル抗体(5A5)を作成した。WAS患者では検出感度以下のWASPの発現しか認められなかった。 5.フローサイトメーターによる細胞内WASP蛋白検出法の確率 EBV-LCLを使用している限りにおいては、患者は明らかに健常人由来LCLと異なりWASPの発現は認められなかった。しかし末梢血ではいづれの分画にても、非特異的反応が強く診断上の使用には一層の検討を要した。 WASに対する骨髄移植症例の検討 骨髄移植後の患者末梢血にWASPが発現したことを確認した。その後EBVによるリンパ球増殖症を合併し、ドナーリンパ球輸注にて治癒せしめた症例を報告した。
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