研究課題/領域番号 |
08457250
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
岡崎 祐士 長崎大学, 医学部, 助教授 (40010318)
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研究分担者 |
辻田 高宏 長崎大学, 医学部・附属病院, 助手 (40304919)
中根 允文 長崎大学, 医学部, 教授 (80039833)
新川 詔夫 長崎大学, 医学部, 教授 (00111170)
川瀬 健一郎 長崎大学, 医学部・附属病院, 助手 (30295076)
林田 雅希 長崎大学, 保健管理センター, 講師 (70264223)
辻村 徹 長崎大学, 医学部附属病院, 講師 (70236892)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
1997年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1996年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
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キーワード | 一卵性双生児 / 不一致例 / 精神分裂病 / 精神神経疾患 / ゲノムスキャンニング / IGCR / RLGS / RLGS修正新版 / 一卵性双生児不一致例 / 双極性障害 / パニック障害 / differential display / Notlサイト / ゲノムの差異 / epigenetic discordance / てんかん / ゲノムスキャン / 染色体異常 / メチル化 / 転写活性 |
研究概要 |
平成9年度は、以下の課題に取り組んだ。 1. 対象を一卵性双生児側頭葉てんかん、双極性障害、パニック障害に拡大し、RLGSパターンを得たが、再現性があるRLGSスポットの差異は見いだせなかった。RLGS原法では展開できない96%以上のNotIサイトを、RLGSの酵素を変えるなどして検討する必要がある。 なお、この間にあらたに極めて稀な一卵性双生児自閉症不一致例のサンプルを得た。 2. 前年度に見いだした一卵性双生児分裂病不一致例で罹患双生児と非罹患双生児間に差異を見いだしたRLGS(restriction landmark genome scanning)スポット(NotIサイト)に含まれるDNA断片をクローニングしようとした。しかし、マウスゲノムプロジェクト用に開発されたRLGS原法によってクローニングするには、スポットに含まれるDNA量が平均0.5satto moles(5×10^<-19>)という量しかない。これは通常のクローニングに用いるベクターへのインサート量の1/10^5以下しかない。PCRでスポット内のDNAを増やそうにも、制限酵素(NotI、PvuII.PstI)の組み合わせでは、末端は5′、3′突出となりPCRにかかりにくい。また原法でジーントラッパーを用いてクローニングするには、1回に100mlの血液が必要であり、被検者への負担が大である。そこで、第二、第三制限酵素としてEcoRV、HinfIを用い、PCRを組み合わせたRLGS改良版の開発を行った。現在、その改良版によってRLGSパターンが得られるようになっている。 今後この方法によってRLGSスポットの差異が見いだせるならば、クローニングが容易になるはずである。
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