研究課題/領域番号 |
08457278
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
杉山 治夫 大阪大学, 医学部, 教授 (70162906)
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研究分担者 |
三宅 正剛 大阪大学, 医学部・附属病院, 医員
相馬 俊裕 大阪大学, 医学部, 助手 (40273619)
岡 芳弘 大阪大学, 医学部, 助手 (20273691)
小川 啓恭 大阪大学, 医学部, 講師
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
1996年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
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キーワード | WT1 / 白血病 / ウイルムス腫瘍遺伝子 |
研究概要 |
正常のヒトの骨髄細胞及び臍帯血細胞からFACSを用いて、CD34^+/CD33^<+/->の2分画、CD34^+/CD38^<+/->2分画、CD34^+/HLA-DR^<+/->の2分画、CD34^+/c-kit^<+/->の2分画に分け、各分画のWT1発現量をRT-PCR法を用いて定量したところ、どの分画においても、WT1発現量は、白血病細胞でのWT1発現量の10分の1以下であり、白血病細胞のnormal counterpartを見出すことができなかった。よって、白血病細胞でのWT1の高発現は、単に、WT1を高発現しているprogenitor細胞が白血病化したためではなく、白血病化することによってWT1が高発現されてくることがわかった。WT1の高発現が、白血病の原因であるのか、結果であるのかについては、WT1の高発現が血液細胞の分化を抑制するというデータから、未知のメカニズムでWT1が高発現することが白血病の原因であると考えられる。
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