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膵癌におけるAAVベクターを用いた遺伝子治療の基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 08457320
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 消化器外科学
研究機関名古屋大学

研究代表者

中尾 昭公  名古屋大学, 医学部, 助教授 (70167542)

研究分担者 三好 幸次  名古屋大学, 医学部, 医員
金子 哲也  名古屋大学, 医学部, 医員
野浪 敏明  名古屋大学, 医学部, 講師 (80189422)
研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1997年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード膵癌 / AAVエクター / 遺伝子治療 / 感染効率 / AAVベクター
研究概要

【目的】AAV vectorを用いて5種類のヒト膵癌培養細胞株への遺伝子導入効率を比較検討した。
【方法】5種類のヒト膵癌培養細胞株(SW1990,MIAPaCa-2,Panc-1,CAPAN-2,CAPAN-1)にマーカー遺伝子としてのneo^R遺伝子を含むAAV vectorを感染させ36時間後、G418下に14日間培養した。20日目に、neo^R耐性コロニーをcountし、それらの一部のコロニーを再びG418下にexpansionした。これらよりgenomic DNAを抽出し、PCR法およびサザンブロット法にてneo^R遺伝子の有無について検討した。【結果】感染(導入)効率はSW1990 1.0×10^4CFU/ml,MIAPaCa-2 5.5×10^3CFU/ml,Panc-1 3.0×10^3CFU/ml,CAPAN-2 1.5×10^3CFU/ml,CAPAN-1 3.3×10^2CFU/mlであり、対象のHeLa細胞では4.0×10^4CFU/mlであった。対象と比較すると、25%〜0.8%の導入効率であった。G418下にて生育できる、耐性細胞にもかかわらずexpansion中にRCR法でneo^R遺伝子のbandを検出することが不可能になっており、AAVベクターがintegranteされているか否かをサザンブロット法で検出する前に、PCR法でneo^R遺伝子が、どの段階で消失するかを検討中である。また、感染高率を上昇させるために、抗ヒトCEA抗体のScFvを作製する計画であったが、別の実験系として、AAVベクターにmutant HSV(ICP6△)を同時に感染させた場合に AAVベクター単独に比べてLacZの感染発現効率を約70倍に上昇させることができたことより、現在は、mutantHSV(ICP6△)とAAVベクターとのcombination theraphyを中心に実験を行っている。

報告書

(3件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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