研究課題/領域番号 |
08457343
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胸部外科学
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
関根 智之 秋田大学, 医学部, 助教授 (80206630)
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研究分担者 |
JYOTIRMAY Ch 秋田大学, 医学部, 助手 (30292387)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1997年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 生体弁 / 石灰化防止 / グルタールアルデヒド / porcine pulmonary valve / porcine aortic valve / heparin / anticalcification / bioprostheses |
研究概要 |
生体弁の石灰化防止を研究する上で、新しく処理した実験材料を、いかに生体循環内に近い状態でテストするかは重要な問題である。そこで、以下の実験をおこない、従来のモデルと比較した。 ブタの大動脈弁と主肺動脈を摘出し、0.625%グルタールアルデヒド処理後これらを用いてcomposilte-graftを作成し、幼羊の下行大動脈に移植し、5カ月後に摘出し石灰化の程度を測定した(I群)。一方、従来の方法として、上記と同様の処理をしたブタ大動脈弁を3週Wistar系ラットの皮下に移植し、5カ月後に摘出し石灰化の程度を測定した(II群)。 I群、II群とも摘出した大動脈弁の石灰化は高度であった。大動脈弁尖のカウシウム含有量は、I群205.21+16.24mg/g,II群235.21+45.25mg/gであった(p=0,0299)。 生体弁の石灰化を観察する方法として、グルタールアルデヒド処理したブタ大動脈弁と主肺動脈よりcomposilte-graftを作成し下行大動脈に移植する本モデルは、ラットの皮下に植え込む方法と、実験動物の左心系に植え込む方法の中間に位置すると考えられ、その経済性、容易さから生体弁の石灰化を研究するのに有用な方法と考えられた。
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