研究課題/領域番号 |
08457386
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
長谷川 幸治 名古屋大学, 医学部, 助教授 (50208500)
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研究分担者 |
山内 健一 名古屋大学, 医学部, 医員
北村 伸二 名古屋大学, 医学部, 医員
岩貞 勢生 名古屋大学, 医学部, 医員
河本 晃市 名古屋大学, 医学部, 医員
岩瀬 俊樹 名古屋大学, 医学部, 医員
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
1997年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1996年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
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キーワード | 高気圧酸素療法 / 骨強度 / 力学的検討 / 骨粗鬆症 / 軟骨 / 卵巣摘出ラット / 力学的測定 / 軟骨変性 / 骨形態計測 / クル病ラット / 低気圧酸素療法 / 骨・軟骨代謝 / 硬組織学的解析 / 力学的試験 |
研究概要 |
本研究では1)高気圧酸素療法(以下HBO)が高血圧自然発症ラット(SHR)およびWister KyotoRatの骨粗鬆症変化に及ぼす影響と2)卵巣摘出ラット(OVX)に対する高気圧酸素療法の有用性について検討した。 1. 高気圧自然発症ラット(SHR)とWister KyotoRat(WKR)を用いた。使用したSHRとWKRは、3群に分けてそれぞれにおいて8週令から15週令までHBOを週5回、8週間(計40回)おこなった。また成長が骨強度に与える影響を調査する目的で30週令の成熟したSHRを1気圧、コントロール群に分けて30回酸素治療した。HBOの設定は(1)HBO群:100%酸素で2.8絶対気圧を60分持続(2)100%酸素のみで1気圧で60分持続とした。(3)コントロール群(C群)とした。検討項目は骨形態計測、力学的検討、骨密度評価、病理的評価、血液生化学的検討であった。(結果)17週令のSHRの大腿骨および脛骨の骨強度はSHR2.8気圧、1気圧、コントロール群間に有意差をみとめHBO群で有意に強度が増加した。17週令WKYの大腿骨および脛骨の骨強度はSHR2.8気圧、1気圧、コントロール群間に有意差をみとめHBO群で有意に強度が増加した。36週令のSHRの力学的強度では大腿骨の骨強度が有意に増加していた。 2. 卵巣摘出ラット(OVX)の作成は生後4週齢のSD雌ラットを用いて、3群に分けHBOを8週齢および12週齢で開始した。16週齢まで継続した時点で屠殺した。(1)HBO群:100%酸素で2.8絶対気圧を60分持続(2)OVX群(3)コントロール群(Sham)とし、全例低カルシウム餌とした。(結果)大腿骨の骨強度には有意さがみられOVX群と比べてコントロール群、2.8気圧群が骨強度が有意に強く、脛骨の骨強度には差がなかった。(結論)HBOは骨強度を増加させた。
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