研究課題/領域番号 |
08457399
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
小谷 直樹 弘前大学, 医学部・附属病院, 講師 (30205405)
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研究分担者 |
高橋 さとし (高橋 敏) 弘前大学, 医学部・附属病院, 助手 (10236276)
橋本 浩 弘前大学, 医学部・附属病院, 助手 (00218421)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1996年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
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キーワード | 肺胞マクロファージ / サイトカイン / 遺伝子発現 / 貧食能 / 殺菌能 / 全身麻酔 / 揮発性麻酔薬 / インターロイキン-1 / ハロセン / IFN / TNF / 肺障害 / 麻酔 |
研究概要 |
ヒトにおける研究 我々は、麻酔時間6時間以上の症例を対象とし、肺胞マクロファージ(AM)の貧食能、殺菌能、凝集および炎症性サイトカイン(IL-1、IL-6、IFNγ、TNFαの遺伝子発現の変化について検討した。イソフルレンとプロポフォールでその差を検索した。 貧食能、殺菌能およびあM凝集とも麻酔時間2時間以内ではとも変化はなかった。しかし、2時間以降では貧食能と殺菌能の有意な低下と凝集の亢進がみられた。いずれのパラメータでもイソフルレンがプロポフォールに比べその変化の程度が高度であった。IL-6を除き遺伝子発現も麻酔時間2時間以内では軽度であったが、時間の経過とともに増加した。IL-8とIFNγの遺伝子発現はイソフルレンの方がプロポフォールより高度であった。以上の結果から、全身麻酔によって、貧食能や殺菌能の低下や凝集の亢進、さらにサイトカインの生成という肺の防御機構が変化することが判明した。さらにこの反応は揮発性麻酔薬の使用により増悪することが強く示唆された。 ラットによる研究 気管切開の後、揮発性麻酔薬(ハロセン、エンフルレン、イソフルレン、セボフルレン)を陽圧呼吸で吸引させた。AMを全肺洗浄で採取し、炎症性サイトカインの遺伝子発現をRT-PCRで検索した。IL-1、MIP-2、IFNγ、TNFαなどの上昇を認め、炎症反応を惹起することが示唆された。
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