研究課題/領域番号 |
08457428
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
窪田 吉信 横浜市立大学, 医学部, 助教授 (10106312)
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研究分担者 |
上村 博司 横浜市立大学, 医学部, 講師 (50244439)
穂坂 正彦 (穗坂 正彦) 横浜市立大学, 医学部, 教授 (30106330)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
1998年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1997年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1996年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
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キーワード | Differential Display法 / 前立腺癌 / テロメレース / リプリンα-2遺伝子 / 男性ホルモン依存性 / 遺伝子 / 再燃 / Differential Display |
研究概要 |
1.細胞の不死化と老化に関わるとされるテロメラーゼ遺伝子の発現は前立腺癌では癌特異的あり、その発現量は分化度が低いほど多く、再燃癌でも多い傾向にあった。 2.Differential Display法を用いて前立腺癌における新しいアンロゲン依存性遺伝子を同定したが、そのなかでLiprin a-2遺伝子とNKX3.1like遺伝子は再燃癌の処性質に関係することが示唆された。 3.Differential Display法にて、ヒト前立腺癌の癌特異的な遺伝子として、OSM-betaとnm55の2つの興味深い遺伝子を同定できた。 4.再燃癌に認められる遺伝子変化の特徴としては、非再燃癌に比べて遺伝子変化を認める頻度が高く、多くは複数以上の遺伝子異常を認めることを明らかとしてきたが、今回、c-mycとAR遺伝子の遺伝子増幅は再燃癌で特に特徴的に認められることを明かとした。 5.また、前立腺癌の組織学的多様性と再燃癌の関係に注目し、前立腺癌組織の中に、内分泌療法感受性から見てthe worst elementに相当する組織型が存在し、このelementの有無が予後に重要であり、再燃と極めて関係していることが示唆される結果を得た。今後このelementの遺伝子背景の分析が急がれる。
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