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生検組織より腎細胞癌の予後規定因子を判定し、腎保存手術の適応を決定するための研究

研究課題

研究課題/領域番号 08457429
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 泌尿器科学
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

渡辺 泱  京都府立医科大学, 医学部, 教授 (10004839)

研究分担者 渡辺 真  京都府立医科大学, 医学部, 助手 (60244597)
小島 宗門  京都府立医科大学, 医学部, 助教授 (80178269)
斉藤 雅人  明治鍼灸大学, 鍼灸学部, 教授 (70106417)
研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
キーワード腎腫瘍生検 / 核DNA量 / Flow cytometry / Flow Cytometry / AgNORs / PCNA
研究概要

パラフィン包埋された少量の生検標本より核DNA量,AgNORs,PCNAの測定を行うことが可能であるか試みたところ,核DNA量については細胞数の不足によりFlow cytometry(FCM)で判定不能のものが一部あったが,顕微蛍光測光法ではほとんどが判定可能であった.FCMは顕微蛍光側光法に比べ,短時間で客観的に測定できるという点で優れているが,単離できていない細胞集団や細胞片も1個の細胞として測定されてしまう点や,間質細胞の多寡によりヒストグラムが異なってしまう可能性が,短所としてあげられる.特に生検標本では検体量が少ないので,顕微蛍光側光法により検討を行う方がより正確な核DNA量の測定が可能であると考えられる.
腎細胞癌でも,一般の癌と同じように組織学的異型度が高くなるほどDNAの腫瘍内hetrogeneityが多くなる傾向が認められた。
また,生検と摘出標本で異型度が一致するのは約70%であるが生検でpolyploidかaneuploidであればG2である可能性が非常に高いと考えられる.
AgNORs,PCNAについてはまだ十分な検討ができていないが検体量は核DNA量測定より少量で可能であり,薄切切片を得て,染色を行うことについては問題なかった.
今後,生検標本において核DNA量,AgNORs,PCNAを測定することが生検診断の精度をどの程度向上させうるのか検討を行ってゆく予定である.

報告書

(3件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 本郷 文弥: "腎細胞癌の生検標本と摘出標本における核DNA量解析の比較検討" 日本泌尿器科学会雑誌. 88・8. 712-718 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] FUMIYA HONGO: "STUDIES ON DNA PLOIDY IN BIOPSY AND SURGICAL SPECIMEN FOR RENAL CELL CARCINOMA" Jpn.J.Urol.88. 712-718 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 本郷文弥: "腎細胞癌の生検標本と摘出標本における核DNA量解析の比較検討" 日本泌尿器科学会雑誌. 88・8. 712-718 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 渡辺 泱: "腎癌のPET study 血流量、血液容量、酸素消費量の定量的測定" 胃癌研究会会報. No. 10. 17-18 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 渡辺 泱: "腎細胞癌の予後に影響を及ぼす因子の検討" 胃癌研究会会報. No. 11. 13-14 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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