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卵巣癌の発癌に関与する遺伝子群の解明

研究課題

研究課題/領域番号 08457435
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 産婦人科学
研究機関千葉大学

研究代表者

関谷 宗英  千葉大学, 医学部, 教授 (00092065)

研究分担者 清水 久美子  千葉大学, 医学部・付属病院, 助手 (70272317)
長田 久夫  千葉大学, 医学部, 助手 (30233505)
杉田 道夫  千葉大学, 医学部・付属病院, 講師 (60196730)
研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
8,100千円 (直接経費: 8,100千円)
1997年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
1996年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
キーワード卵巣癌 / テロメラーゼ / 発癌 / テロメア / quantitative measurement
研究概要

我々は,従来のTRAP法と異なったPCRプライマーのデザインを考案し,このプライマーを蛍光標識し,オートシーケンサー上で電気永動ならびにコンピューター解析を行うことに成功した.テロメラーゼによって産生された階段状蛍光バンドは,フラグメント解析プログラムを用いてより正確にかつ簡便に定量可能となった.この新しく開発した測定系を用いて,卵巣癌細胞株,卵巣癌原発腫瘍・転移腫瘍・化学療法後再発腫瘍の新鮮手術標本ならびに病理組織標本のテロメラーゼ活性の量的評価を試みた.
検討した6種類の卵巣癌細胞株では,予想されたとおり強いテロメラーゼ活性が認められた.しかし,卵巣癌新鮮手術標本ならびに病理組織標本では,安定した再現性を得ることができなかった.これは,組織抽出液中の反応阻害物質に起因すると考えられ,蛋白抽出法の改良に務めたが,期間内にはこの問題を克服することはできなかった.また,卵巣癌ならびに子宮癌の擦過細胞について,in situにおけるテロメラーゼ活性の検出を試み,preliminaryながら今後の臨床応用が期待できる結果を得た.
今後さらに解析方法の確立に向けて改良を重ね,卵巣癌のテロメラーゼ活性の量的評価を行い,この結果を進行期・組織型・分子度などの臨床データならびに各種癌遺伝子・細胞期関連遺伝子の発現と照合することにより,テロメラーゼの発癌機構における役割および臨床応用の可能性を検討する予定である.

報告書

(3件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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