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眼内新生血管の新しい治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 08457459
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 眼科学
研究機関東京大学

研究代表者

増田 寛次郎  東京大学, 医学部附属病院, 教授 (60010188)

研究分担者 堀江 公仁子  癌研究会附属病院, 部長 (90261982)
小幡 博人  東京大学, 医学部附属病院, 助手 (80224301)
森 樹郎  東京大学, 医学部附属病院(分), 講師 (00240721)
山下 英俊  東京大学, 医学部附属病院, 講師 (90158163)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
1996年度: 7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
キーワードVEGF / TGF-βスーパーファミリー / アクチビンA / 眼内新生血管 / 培養血管内皮細胞 / 遺伝子治療
研究概要

眼内新生血管は多くのサイトカイン、増殖因子により制御されている。その中で近年の研究により血管内皮増殖因子(VEGF)、線維芽細胞増殖因子(FGF)、TGF-βスーパーファミリーの諸因子などによって制御されていることが明らかになりつつある。本研究では、牛大動脈由来血管内皮細胞、豚大動脈由来血管内皮細胞、ヒト臍帯静脈由来血管内皮細胞、ヒト皮膚由来毛細血管内皮細胞にたいする上記の因子の機能制御について検討した。血管新生ステップを4つにわけて検討した。即ち、プラスミノーゲンアクチベータ(PA),遊走、増殖、管腔形成である。VEGFは全てのステップを促進したが、TGF-β1はすべてのステップを抑制した。アクチビンAはPA誘導、増殖、管腔形成を抑制したが、遊走を促進した。しかしこれらの作用は生体内での作用と並行しなかった。鶏漿尿膜を用いた検討ではVEGF、TGF-β1は血管新生を促進し、アクチビンAは促進しなかった。サイトカイン、増殖因子を用いて血管新生を制御するためにはin vitroでの研究結果ではなく生体内での作用を基に検討すべきである。上記の検討の結果ではアクチビンAがin vivo,in vitroともに血管新生に抑制的に働いているためにその作用を制御して、具体的には作用を増強して血管新生を抑制することを試みた。先ず豚大動脈血管内皮細胞にアクチビンII型受容体を安定的に形質導入した細胞株を作成して、アクチビンAに対する反応性の変化を検討した。II型受容体発現を増加させると、アクチビンAによる増殖抑制効果が10倍増強され、PA誘導活性も抑制された。遺伝子治療を用いて受容体レベルでのシグナル伝達効率の制御により血管新生がより副作用のない方法で制御できる可能性が示唆された。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hidetoshi Yamashita: "Bone Morephogenetic Protein Receptors." Bone. 19. 569-574 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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