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顎顔面の形態異常に起因する口腔機能障害の解析と臨床機能検査システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 08457563
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関北海道大学

研究代表者

山本 隆昭  北海道大学, 歯学部附属病院, 講師 (40230560)

研究分担者 伊福部 達  北海道大学, 電子科学研究所, 教授 (70002102)
梅田 和宏  北海道大学, 歯学部附属病院, 助手 (80271691)
今井 徹  北海道大学, 歯学部, 助教授 (40160030)
中村 進治  北海道大学, 歯学部, 教授 (80001791)
研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
1997年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1996年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
キーワード骨格性咬合不全 / 口腔機能障害 / 下顎運動 / 舌運動 / 音響的特徴
研究概要

1.骨格性不正咬合者と健常者の実音声(/asa/)を対象に音声分析を行った。音声分析は、分析フレームを1/8フレームずつ更新し、周波数領域10kHzまでの分析を行ったのち、隣接する2フレーム間のコヒーレンスを求めた。その結果、(1)母音では低周波数領域に、子音では高周波数領域にコヒーレンスが強い部分が認められた。(2)母音から子音へのわたりの部分について、コヒーレンスの強い部分を検討すると、健常者では、低域から高域へ比較的スムーズ移行しているのに対して、骨格正反対咬合者ではスムーズに移行しておらず、乱れが認められた。
2.今回センサを口腔外に出し、大きくすることにより装置の改良を行った。その結果、舌運動の測定範囲は、前後的に0mm〜51mm、上下的に0mm〜51mm、左右的に0mm〜12mmに拡大された。また、計測誤差は、補正後では平均0.29mm標準偏差0.58であり、舌運動を計測するには十分な計測精度であった。また、その計測範囲は、口蓋の形態を計測するのに十分であり、経時的な重ね合わせに口蓋を用いることが出来るようになった。
3.正常咬合者と骨格性反対咬合者を対象とし、/asa/、/usu/、/ese/、/oso/構音時の舌運動を計測した。その結果、(1)舌の運動速度は、両者とも先行母音→子音、子音→後続母音の移行時にピークが認められ、舌運動の最高速度の大きさは、/a/、/o/>/e/、/u/となっていた。(2)/s/構音時の舌の位置を舌の安静位と比較した結果、正常咬合者では上前方に、骨格性反対咬合者では下前方に位置していた。しかし、前後母音の違いにより子音/s/構音時の舌の位置も変化しており、/s/の構音位置はある領域を有していた。(3)/s/構音時のせばめの持続時間は、正常咬合者より骨格性反対咬合者の方が長かった。(4)先行母音の舌の構音位置は、音声生理学的に認められている基本母音の位置関係と類似していた。

報告書

(3件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 入江 丈元: "歯に再荷重を加えた際の圧迫側歯周組織の変化" 北海道歯学雑誌. 17・2. 299-311 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 本村 英未: "圧迫側歯根膜に生じる変性組織と応力分布の関連" 北海道歯学雑誌. 17・2. 312-324 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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