研究課題/領域番号 |
08458031
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 東海大学短期大学部 |
研究代表者 |
柴田 正憲 東海大学短期大学部, 教授 (80170900)
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研究分担者 |
河村 勝久 東海大学, 教育研究所, 助教授 (70119668)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1996年度: 5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
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キーワード | 対話型数学CAIシステム / 情報数学教育 / MCAインターフェースモデル / ハブ型教材構成 / 動的カリキュラム / 学習者指向 / MACAIシステム / Max数式エディタ / LAN-CAI / MACAI構想 / Maχ数式エディタ / SLanG / 遺伝的アルゴリズム |
研究概要 |
本研究は,平成6年度からの科学研究費補助金一般研究Bによる2ヶ年間の成果を踏まえて、研究開発を行ってきた数学CAI専用システムMACAIにLANを利用した本格的な導入方法の検討を行い、情報工学系短期大学新入学生への数学基礎教育に用いるとともに、基礎的数学の内容と方法の研究検討を進め、さらに、数学専用システムMACAI作成に残されていた数学的表記の入出力の整合性を実現するエディタMaχの完成を目指すことをテーマとしている。CAI研究においては、数式エディタMaχの研究開発とその特許申請を平成8年12月に行うことができた。また、CAIソフトウエアとして不可欠なCMIはもちろんのこと、新しいインターフェースモデルとしてのMCAモデルの研究とそのコントロールエージェントとしてのMACAIシステムの基礎研究を終え、教育支援システムとしての特許申請も平成10年8月に行うことができた。さらに,簡単な操作での幾何図形の作成という数学CAIとしては重要な問題の解決策として簡易言語SLanGの開発を行い、その試作版を研究室のホームページでも提供している。数式・記号の手書き文字の認識に関する研究も発表できるレベルにまで達した。 基礎数学の教育内容と方法については、学校法人東海大学の一貫教育委員会、第2部会「カリキュラム・基礎学力向上委員会」の高等教育専門委員、数学の基礎学力を探る小委員会の代表として、基礎数学の内容を探るべく学園規模でアンケート調査を行うことができた。その結果の一部については学会発表を行い、その多くについては成果報告書にて報告している。研究成果については、その先進性が新聞にも取り上げられ、詳細にわたって解説する機会を得ることもできた。第8回国際数学教育会議などの国際会議や、日本数学教育学会、数学教育学会、教育システム情報学会、電子情報通信学会にて関係論文を発表している。
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