研究課題/領域番号 |
08458053
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 国立教育研究所 |
研究代表者 |
高階 玲治 教育研, 研究員 (90197088)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | クロスカリキュラム / 横断的・総合的学習 / 総合的な学習の時間 / 国際理解教育 / 情報教育 / 環境教育 / 福祉・ボランティア活動 / 「生きる力」の育成 / 横断的総合的な学習 / ボランティア / 自然体験 |
研究概要 |
クロス・カリキュラムは、教科、道徳、特別活動などが統合される新たな学校のカリキュラムであるが、中央教育審議会によって「横断的・総合的な学習」が提唱され、教育課程審議会において次期教育課程の基準の改善には「総合的な学習の時間」が創設されることが決まり、その関連的な研究が重要な課題になっている。そこで、その内容となる国際理解教育、情報教育、環境教育、福祉・ボランティア活動などの現代的な課題について、各学校の実践事例をクロス・カリキュラム等の視点から調査し、特に知的な「認識」と生活化として「行動」力との統合を図ることが重要であると考えた。したがって、その学習の基本は単なる知識の獲得よりも、体験的に課題追究する過程で「認識」と「行動」の統合を図る力を育成することが大切であって、思考力や判断力、表現力などが個々の子供に確実に定着できることが課題である。 そこで、全国教育研究所連盟の共同研究、大学附属学校の実践、公立学校での実践など多様な取り組みを把握して、その実態の把握と分析的な研究を行った。その結果、総合的な学習そのものについて教師の認識の差、単元構成の問題、地域差、学習プロセス、評価のあり方など多様な課題が浮かび上がっている。特に教科等の総合化は、従来型の教科セパレート的な教師間のあり方の見直しを迫っているだけでなく、地域社会とのネットワーク化による教育活動の展開が要請される。 ただ、クロス・カリキュラムの考え方やその実践的な視点は「総合的な学習の時間」のみに限定されないことから、教科等の関連的な指導として今後ますます期待されると考える。
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