研究課題/領域番号 |
08458129
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
エネルギー学一般・原子力学
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研究機関 | 宇宙科学研究所 |
研究代表者 |
佐々木 進 宇宙科学研究所, 衛星応用工学研究系, 助教授 (00092221)
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研究分担者 |
成尾 芳博 宇宙科学研究所, 衛星応用工学研究系, 助手 (70150050)
高野 忠 宇宙科学研究所, 宇宙探査工学研究系, 教授 (80179465)
長友 信人 宇宙科学研究所, 衛星応用工学研究系, 教授 (60013645)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
8,500千円 (直接経費: 8,500千円)
1998年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1997年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1996年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
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キーワード | 宇宙太陽エネルギー利用 / 電気機能モデル / 太陽電池 / マイクロ波送電 |
研究概要 |
インテグレーションと運用の観点から宇宙太陽エネルギー利用システムの実証的研究を行うためその電気機能を模擬する地上試験用のモデルを試作し試験した。このモデルは我が国で検討が進められている太陽発電衛星SPS2000のスケールモデルに太陽電池アレイとマイクロ波送電機を組み合わせたシステムである。発電部についてはソーラーカー用の多結晶太陽電池パネル32枚をSPS2000を模擬した三角柱フレームにとりつけ、300Wクラスの太陽発電システムとして太陽光のもとで基本的な発電特性を計測した。赤道上1100kmの周回軌道上で重力傾斜力により送電アンテナが常時地球指向するSPS2000の場合は、発電電力は太陽角変化に伴い時間的に変化するが、このモデルの野外実験で得られた発電電力の太陽角依存性は理論的な予測値に近いものが得られた。送電部に関しては、東海大学の研究者と協力して、宇宙輸送と軌道上展開に有利と考えられる薄型の増幅器一体型アクティブ集積アンテナを開発した。このアンテナ4枚を2次元アレイ化して1ワット規模の送電システムを試作し、マイクロ波の送電特性のデータを取得した。このアンテナ群をレトロディレクティブ方式にするための位相制御法の検討を行うとともに、送電システムの軌道上構築に関連して多数のアレイアンテナを展開するレールガイド方式についても試作を行った。一方、これまで開発した試作モデルを教育用として製作したいという海外研究者からの要望に基づき、本太陽発電衛星モデルをべースとした教育用モデルの製作方法についても検討を行い、製作マニュアルとして使用できるレポートを作成した。
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