研究課題/領域番号 |
08458218
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
分子生物学
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研究機関 | 豊橋技術科学大学 |
研究代表者 |
SHAHID S.SiddiQui (SIDDIQUI Shahid S. / SIDDIQUI Shahud S.) 豊橋技術科学大学, 工学部, 助教授 (60192118)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1997年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | C.エレガンス / 神経発生 / 軸索輸送 / キネシン / osm-3 / 頭部感覚受容神経細胞 / KLP / osm-3 遺伝子 / 発現細胞 / プロモータ / キネシン関連遺伝子 |
研究概要 |
線虫C.elegansの遺伝子osm-3及びklp-3の構造解析を行った。 osm-3の遺伝子マッピングを詳細に行い、対応する領域のコスミド10クローンのDNAを調整し、さらにこのコスミドの制限酵素断片による形質転換実験を行い、最終的に4.3kbのSacIフラグメントがosm-3の形質転換能を保持していることが判明した。 4.3kbSacIフラグメントの塩基配列を一部決定し、そのオープンリーディングフレームの解析から、osm-3遺伝子産物は672アミノ酸のキネシン様タンパクで、マウスのKIF-3、ウニのKRP85/95モータータンパクと高い相同性を持つことが分かった。osm.3::lacZレポーター遺伝子を形質転換により導入し、インナーラビアルニューロン、アンフィドニューロン、フェスミドニューロン等の外部環境に接触する26の化学感覚神経で発現することを確認した。 klp-3遺伝子のATP結合部位から微小管結合部位をPCRにより増幅し、配列を調べたところ、酵母のKar3とショウジョウバエのncdとC末端側で相同性を持っていた。klp-3の過剰発現は性染色体の不分離によるオスの発生を抑えた。klp-3アンチセンスRNAの発現は胚発生を停止させた。これらの結果はklp-3が染色体の分離に必要であることを示唆している。
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