研究課題/領域番号 |
08459015
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
広領域
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研究機関 | 京都工芸繊維大学 |
研究代表者 |
北尾 敏男 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 教授 (70027879)
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研究分担者 |
胡 連春 京都工芸繊維大学, 環境科学センター, 教務職員 (60273546)
吉田 絵里 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 助手 (60263175)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1997年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1996年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | ナイロン6 / ブロックコポリアミド / エステル / コポリアクリレート / ブレンド / 加水分解 / 環境保全 / 紫外吸光度 / 溶液粘度 / 加水分解の促進 / 吸光度 / 希薄溶液粘度 / 共重合物 / リン酸緩衝液 |
研究概要 |
1.ナイロン6(Ny6)とポリ乳酸(PLA)とのエステル/アミド交換反応を、温度制御が容易でかつ混練性能に優れた二軸押出機内で行い、80wt%のNy6と20wt%のPLAとからなるブロックコポリマー(BP)を合成した。供試するブレンド中のPLA濃度を保つために、未反応ホモポリマーを除去することなくブレンドに供した。卓上型ニーダーを用いて混合組成の異なる3種溶融ブレンド(混合比Ny6/BP;4/1,3/1,2/1)を調製した。70mmx4mmの短冊状の紙片として、水系浸漬液中に浸漬し加水分解挙動を検討した。結果を以下にまとめる。 (1)60°Cの蒸留水中に浸漬すると、浸漬液の紫外吸収スペクトルの260nm近辺にカルボニルのn→π^*遷移によると判断される吸収が現れ、加水分解が進むにつれ吸光度(ε)が増大することが分った。一方試片のメタクレゾル希薄溶液の粘度測定により求めた極限粘度数[η]は、εにほぼ反比例して低下することが確かめられた。この結果から蒸留水を浸漬液に選ぶならば、紫外吸光度よりブレンド試料の崩壊度を推定し得る可能性が示唆された。 (2)浸漬液にpH7の緩衝液を用いた場合よりも、蒸留水を用いた場合に崩壊速度が速くなった。これは加水分解によって生成した乳酸によるものと推察される。 (3)ブレンド比による崩壊速度の差は認められなかった。ブロックコポリマーとすることにより、相溶性が向上したことが原因であると考えられる。 2.メチルメタクリレートとアクリルアミドまたはN,N-ジメチルアクリルアミドとのランダムコポリマーを共成分とするブレンドを蒸留水に浸漬し、浸漬液中に生成した水溶性分解物を^1H-NMR,FT-IR,により分析し、以下の結果を得た。 (1)水相には、共成分は溶解していず、Ny6内にトラップされている。 (2)共重合率による分解速度の差は、殆ど認められない。
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