研究課題/領域番号 |
08551003
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
|
研究機関 | 大阪大学 (1998) 光華女子大学 (1996-1997) |
研究代表者 |
川端 亮 大阪大学, 人間科学部, 助教授 (00214677)
|
研究分担者 |
佐藤 裕 富山大学, 人文学部, 助教授 (70235414)
尾嶋 史章 同志社大学, 文学部, 助教授 (30177224)
谷口 敏夫 光華女子大学, 文学部, 助教授 (70257781)
太郎丸 博 光華女子大学, 文学部, 講師 (60273570)
橋本 満 大阪大学, 人間科学部, 教授 (50110763)
秋庭 裕 大阪女子大学, 学芸学部, 助教授 (40222533)
|
研究期間 (年度) |
1996 – 1998
|
研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
|
配分額 *注記 |
6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
1998年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1997年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
|
キーワード | コーディング / テキストデータ / 内容分析 / AUTOCODE / KTCoder / 自由回答 / 社会調査法 |
研究概要 |
この研究の目的は、テキストデータを分析する、コンピュータを用いた新しい手法を示すことである。日本では、パーソナルコンピュータを用いた内容分析の試みは、ほとんどなされてこなかった。その主な理由は、日本語には、単語を品詞によって分けることができる外見的な切れ目が存在しないためである。そこで、研究の課題は、語を分けることができる新しいコンピュータプログラムの開発であった。研究には、3つの段階があり、それは、大容量の文章を機械が読める形に変換し、それをコーディング、分析することであった。コーディングプログラムとしては、AUTOCODEプログラムとKTCoderという2つのプログラムができあがった。 AUTOCODEプログラムは、最初、質問紙の自由回答をコーディングするプログラムとして開発された。これは、基本的には、Windows上で、カットアンドペーストをするプログラムである。このプログラムは、もとのテキストデータから同じような文中の文字列を抽出し、コーディングルールファイルとして出力する。このファイルによって、コーディングの正確性を確かめることができる。テキストデータは、コーディングルールファイルにしたがって、コード化され、SPSSのような統計パッケージで利用できる形でファイルを出力する。このプログラムは、マウスで操作できるグラフィカルユーザーインターフェイスを備えている。 KTCoderは、元の文書データを切り分け、それぞれのコードの位置情報を付したファイルを出力する。このファイルは、標準的なデータベースのデータ形式で出力される。これを用いて、たとえばアクセスのような他のソフトで活用すれば、応用可能性は限りない。このプログラムもマウスで操作できるグラフィカルユーザーインターフェイスを備えている。
|