• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

磁気シールド無しで使えるSQUIDの開発

研究課題

研究課題/領域番号 08554010
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分展開研究
研究分野 固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
研究機関大阪市立大学

研究代表者

児玉 隆夫  大阪市立大学, 理学部, 教授 (90047192)

研究分担者 林 征治  (株)神戸製鋼所, 主任研究員
藤岡 耕治  (株)クライオ ウェア, 研究開発部長
畑 徹  大阪市立大学, 理学部, 助教授 (10156333)
研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
17,300千円 (直接経費: 17,300千円)
1997年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
1996年度: 11,700千円 (直接経費: 11,700千円)
キーワードSQUID / 磁気シールド / 環境磁気雑音 / 高感度磁気測定 / トンネル接合 / 雑音温度特性 / クライオスタット
研究概要

研究の目標
SQUIDは、感度、ダイナミックレンジ、周波数帯域において他種の磁気測定手段をはるかに超える性能をもっており、SQUID素子自身の雑音は原理的に量子限界まで達することが可能である.しかしながら、感度が高すぎるために通常の磁気環境では動作出来ず、磁気シールド内での使用に限られている.磁気シールド無しでの高感度磁気測定が可能となれば、物理計測だけでなくさまざまな産業、医学応用などが広がってゆくものと考えられる.我々は、SQUIDによる高感度測定を磁気シールド無しで実現させる技術を開発することを目的として、本研究に取り組んだ.
研究成果
1.数種のSQUID素子について、4〜1K台の温度領域で雑音測定を行った.さらに、ミリK領域までの雑音測定を行い、周波数別の温度依存性から、複数の雑音要因が存在することを明らかにした.
2.SQUID素子を高速動作させる回路を試作し、従来の汎用SQUID装置をこえる100KHz以上での動作を確認した.
3.これを用いて環境磁気雑音のもとでSQUIDが動作できることを確認するための作業を行っているところである.以上のことから、SQUIDの高感度性を環境磁気雑音下でも利用できる一方策を示し、高感度磁気測定応用への道筋を拓くことができると考えている.

報告書

(2件)
  • 1997 実績報告書
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2020-05-15  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi