研究概要 |
初年度は,計画どおり,全体設計,視覚機能とそれを用いた教示と自律運動を行なうことが可能となったため,最終年度である平成9年度は,記憶主導機能に重点をおき音声により記憶を呼びおこさせる能力を付加することを試みた. (1)注視対象の発見と記憶 人間が指示した対象の発見機能と,ロボットが注視可能な対象を視覚機能の能力に基づいて発見する機能,それらの対象を記憶する機構を実現した. (2)音声認識機能の付加 記憶したものを指示する場合に,音声は非常に有効であるため,音声入力処理装置を購入し,簡単な音声認識処理を行なって記憶されたものを呼び起こす能力を付加した. (3)総合実験 システムを組み上げた後,屋外に出て運転を実際に行ない,システムを評価し,改良を重ねる.具体的には,大学キャンパス内に建物間の移動経路に対して実験を行ない,システムの評価を行なった.
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