研究課題/領域番号 |
08555124
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
地盤工学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
日下部 治 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (40092548)
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研究分担者 |
野本 寿 東京工業大学, 西松建設技術研究所, 土木部長
GURUNG Sukh (BAHADUR Guru) 東京工業大学, フグロジオサイエンス, マネージャー (70284156)
佐々木 康 広島大学, 工学部, 助手 (90274109)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
15,100千円 (直接経費: 15,100千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1997年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1996年度: 10,700千円 (直接経費: 10,700千円)
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キーワード | 模型実験 / 地震 / 地盤工学 / 計測 / スリップリング / ドラム遠心 / 遠心装置 / 加振装置 / 相似則 / 間隙水圧 / 砂地盤 / 液状化 |
研究概要 |
Physical modelingは地盤工学において近年著しい進歩を遂げている分野の一つである。そのなかで、ドラム型遠心装置は、ビーム型遠心装置にない利点があり、その利用の検討が進められている。研究代表者は、2つのドラム型遠心を試作し、1991年以来ケンブリッジ大学と共同して地盤工学教育用の小型ドラム型遠心装置を開発し、1994年以降広島大学で稼動している。本研究は、直径1.2mのドラム型遠心装置を東京工業大学に設置し稼動確認をするとともに、遠心場で水平・鉛直振動を与える装置の開発を目指したものである。 本研究による研究実績は、ドラム型遠心装置内で模型地盤の作成方法の開発および多様な載荷装置を開発したことである。模型地盤作成方法では、砂地盤、不撹乱試料、粘土地盤、サンドコンパクションで改良された粘土地盤、ベントナイト層と砂層の互層地盤の5種類の多様な模型地盤作成方法を開発・確立した。載荷装置としては、引き抜き・貫入試験装置、波動発生装置による試験法を開発・確立した。地震動作成方法として、代表者が開発した水平方向加振装置作成の経験をベースに、ビーム型遠心で開発されたバンピーロードシステムのドラム型版として、ドラム回転中に容器部分にあたる遠心チャンネルに衝撃を与えることで地盤内に多様な上下振動成分を負荷する装置を試作したほか、多様なコンセプトを提示した。しかし、ドラム型遠心の回転エネルギーに対して、打撃による遠心チャンネルへの入力エネルギーは十分でなく、本方式では、十分鉛直振動を付与することができなかった。
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