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GISを利用した土壌・地下水汚染ポテンシャルマップ作製に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 08555139
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分展開研究
研究分野 土木環境システム
研究機関京都大学

研究代表者

森澤 眞輔  京都大学, 工学研究科, 教授 (50026340)

研究分担者 堀内 将人  大同工業大学, 建設工学科, 助教授 (00157059)
米田 稔  京都大学, 工学研究科, 助手 (40182852)
研究期間 (年度) 1996 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
9,200千円 (直接経費: 9,200千円)
1998年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1997年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1996年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
キーワードGIS / 地下水汚染ポテンシャルマップ / 数値地図データ / 地下水汚染 / 誘導涵養 / フィールド調査 / 数値シミュレーション / 桂川 / 地下水質 / データベース / 揚水影響 / 河川浸透水 / 数置シミュレーション / 地下水質推定 / 環境影響評価
研究概要

本研究では数値シミュレーションにより、京都盆地桂川流域において単位量の揚水がもたらす地下水質悪化の可能性を、地下水汚染ポテンシャルマップとして作製するまでのシステム構築を試みた。このためまず、フィールド調査と数値シミュレーションにより、地下水の大量揚水が原因と考えられる京都盆地桂川周辺の浅層地下水質の悪化機構を明らかにした。次にこのような地下水質悪化に対する地下水汚染ポテンシャルマップの作成を行うため、市販の各種数値地図データを用いて、数値シミュレーションのために必要となる解析領域の設定・分割、集水域の設定、透水量係数・揚水量等の推定といった作業を、できるだけ自動的かつ、日本中どこに対しても行うことができるような方法を提案した。さらに本システムを京都市桂川周辺の不圧地下水に適用し、その有効性について検討した。その結果、以下のような結論を得た。
1.桂川右岸領域南部中央における大量の揚水が、山側からの比較的清浄な地下水の領域東南部への流入を妨げ、領域東南部に汚濁の進んだ桂川河川水の涵養を招いていることが、地下水質悪化の一つの原因として考えられる。
2.様々な実測データと、フロッピーディスクやCDの形で市販されているいくつかの数値地図データを利用して求めたシミュレーション結果とにある程度の相似性が見られた。よって、数値地図データから推定した各種パラメーター値を用いてもある程度の地下水流れのシミュレーションが可能であると考えられる。
3.領域内で新規に単位量の揚水があった場合に、地下水質が悪化する可能性の強さを表す地下水汚染ポテンシャルマップの作製を行った。このような地図は新規の工場立地の場合などの環境影響評価に有効に利用できると考えられる。

報告書

(4件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 岸田 拓郎: "数値地図情報を利用した地下水汚染ポテンシャルマップ作製の試み" 地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会第5回講演集. 277-282 (1997)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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