研究課題/領域番号 |
08555175
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 試験 |
研究分野 |
材料加工・処理
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研究機関 | 久留米工業高等専門学校 |
研究代表者 |
森 哲夫 久留米工業高等専門学校, 工業化学科, 教授 (10037963)
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研究分担者 |
津田 祐輔 久留米工業高等専門学校, 工業化学科, 助教授 (30270367)
藤 道治 久留米工業高等専門学校, 工業化学科, 教授 (70037927)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1996年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | ゴム / 加硫反応 / 加硫曲線 / 誘電正接 / 加硫試験機 |
研究概要 |
生ゴムとゴム薬品の混合:NBR,NR,CR,EPRのマスターバッチに硫黄と加硫促進剤の配合割合を変えて2本ロールで配合した。 加硫用金型の製作:市販のプレス用金型に電気的測定のための電極、圧力センサ、熱電対を設置した。電極はテフロンで周囲と電気的にシールドした。 加硫操作:加硫用金型を用いて加硫温度130〜170℃で20分間プレス加硫した。初期のプレス圧力は120kgf/cm^3とした。 有効網目鎖濃度(ν)の測定:加硫反応の進行を最も明確に示すνの変化を測定するため一定時間毎に加硫反応をストップしゴムシートを取り出し、νを測定した。 加硫反応の圧力変化による追跡:加硫反応が急激に起こり始める加硫時間で圧力に顕著な変化が見られることを見いだした。この時間はνの急激な変化と良く対応した。 加硫反応の電気的測定による追跡:交流電圧を印加し、誘電正接、電流の加硫時間変化を測定した。誘電正接、電流-時間曲線はν-時間曲線および加硫曲線として広く用いられているトルク-時間曲線と良い相関を示した。 加硫剤を含まないゴム配合物の圧力及び電気的測定:加硫剤を含まない系で、圧力、電気的測定を行ったが、加硫剤を含む系で見られるような特異な変化は見られなかった。 本研究により、誘電正接、電流、圧力-時間曲線の加硫曲線としての有用性が明らかとなった。
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