研究課題/領域番号 |
08555219
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
無機工業化学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 (1997) 東京都立大学 (1996) |
研究代表者 |
山下 仁大 東京医科歯科大学, 医用器材研究所, 教授 (70174670)
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研究分担者 |
浜上 寿一 (濱上 寿一) 東京都立大学, 大学院・高額研究科, 助手 (30285100)
中村 聡 東京医科歯科大学, 医用器材研究所, 助手 (40227898)
大柿 真毅 東京医科歯科大学, 医用器材研究所, 助手 (50223748)
赤尾 勝 東京医科歯科大学, 医用器材研究所, 助教授 (50143607)
大和田 仁 秩父小野田, 中央研究所, 研究員
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
12,900千円 (直接経費: 12,900千円)
1997年度: 5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
1996年度: 7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
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キーワード | ヒドロキシアパタイト / 生体材料 / コーティング / スパッタリング / 電気泳動 / インプラント材 / アパタイト / バイオセラミックス / 骨類似膜 |
研究概要 |
本研究においては生体活性アパタイトのコーティングについて検討した。コーティング方法は電気泳動(EPD)法、スパッタリング(SPT)法、プラズマスプレー(PS)法によった。EPD法においては電気泳動による複合化法を確立し、リン酸カルシウム・アパタイトから成る接着層、アパタイト・カーボン混合粉体を用いて生体活性を有する多孔表面層を形成した。これによりポア径はおよそ100μm程度のものまで調製することに成功した。 SPT法においてはリン酸カルシウムガラスおよび粉体をターゲットとして用いる点が重要であった。スパッタ膜を150°C程度で水熱処理することにより化学量論組成および非化学量論組成アパタイトを金属上にコーティングすることに成功した。また、ガラスターゲットのカルシウム/リン原子比んを調整することによりアパタイトの他にピロリン酸カルシウム、リン酸三カルシウム膜のコーティング膜も得られた。 PS法により調製したコーティング膜を用いて細胞培養によるヒドロキシアパタイトリン酸三カルシウムの生体親和性の相違点について検討した。予備実験では後者の方が親和性に優れていた。これは溶解性の違いによるものと考えているが詳細をさらに研究中である。 また、これらのコーティング膜上における分極誘起の効果を検討し、構造と効果の相関性について定性的に明らかにした。
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