研究課題/領域番号 |
08555236
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
高分子構造物性(含繊維)
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
城田 靖彦 大阪大学, 工学部, 教授 (90029091)
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研究分担者 |
脇本 健夫 パイオニア(株), 総合研究所, 研究員
中野 英之 大阪大学, 工学部, 助手 (00222167)
野間 直樹 大阪大学, 工学部, 助手 (70208388)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
8,900千円 (直接経費: 8,900千円)
1997年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1996年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
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キーワード | エレクトロクロミック素子 / オリゴチオフェン / 共役鎖長 / 応答時間 / 有機エレクトロルミネッセンス素子 / アモルファス分子材料 / スターバースト分子 / ガラス転移温度 / メタクリレート高分子 / ビニル高分子 / 有機エレトクロルミネッセンス素子 / starburst分子 / 正孔輸送材料 |
研究概要 |
本研究では、電界によって駆動する受光型素子(エレクトロクロミック素子)および発光型素子(エレクトロルミネッセンス(EL)素子)の更なる性能向上ならびに耐久性・安定性の改善を目指して、検討を行い、以下のような成果を得た。 1.オリゴチオフェンを側鎖に有する新規高分子の合成とエレクトロクミック特性の検討 これまで検討してきたオリゴチオフェン(3量体、4量体)よりもさらに鎖長の長いオリゴチオフェン(5量体、6量体)を側鎖に有する新規ビニル高分子およびチオフェン3量体を有する新規メタクリレート高分子の合成に成功し、それらが電気化学的ド-ピング・脱ド-ピングにより鮮明な色彩変化を示すことを見いだした。また、側鎖にタ-チオフェンと高分子イオン伝導体のホスト分子として知られるオリゴエチレンオキシドを含む新規メタクリエ-ト共重合体を合成し、それらの色彩変化の応答時間がメタクリエ-ト単独高分子に比べて、共重合体中のオリゴエチレンオキシドの組成の増加とともに短くなることがわかった。 2.アモルファス分子材料を用いる有機EL素子の作製と性能評価 高いガラス転移温度を有するアモルファス分子材料を用いた素子が100℃以上の高温条件下においても安定に作動することを見いだし、耐熱性に優れる有機EL素子を開発した。また、新しい有機EL素子用発光材料創出の観点から、モルフォロジー安定性ならびに耐熱性に優れる新規青色発光材料を開発するとともに、有機固相/固相界面でのエキサイプレックス発光を用いた有機EL素子のカラーチューニング、オリゴチオフェンを含む新規アモルファス分子材料を用いる有機EL素子のカラーチューニングを達成した
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