研究課題/領域番号 |
08556002
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
育種学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
内宮 博文 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (50142229)
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研究分担者 |
塚谷 裕一 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助手 (90260512)
梅田 正明 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助手 (80221810)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 16,900千円)
1998年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
1997年度: 5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
1996年度: 7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
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キーワード | 大量クローン化 / データベース / 遺伝子資源 / イネ / 細胞死 / 根 / シロイヌナズナ / Database |
研究概要 |
本研究は、育種上有用な遺伝子群の大量クローン化とそのシステムの開発を試みる。その為、農業上重要な、代謝系に関与する遺伝子の単離を行った。 以上の研究用の材料として、イネ、シロイヌナズナの個体ならびに培養細胞を用いる。以上の方法は、既存のデーターベースを利用するが、全く未知のタンパク質等の同定は出来ない。そこで酵素活性を有するペプチドの同定により、各代謝系で重要なcDNAをクローン化する手法を開発し、全体の研究をバックアップした。 これまで遺伝子のクローン化法としては、タンパク質を精製し、その抗体を用いたcDNAのスクリーニング法が用いられてきた。この場合、目的とするタンパク質を純品な状態まで精製しなければならない。一方、既に知られた異種生物タンパク質のアミノ酸配列から推定される遺伝子の一部に相当するオリゴヌクレオチドも使用されてきた。この様な合成DNAをプローブとするクローニング法は、PCR法の普及により2つのプライマーによる遺伝子増幅法にも利用されている。以上の方法は、ターゲットとする特定遺伝子のクローン化法としては有効である。しかし、多数の遺伝子を単離する技術としては限界がある。本研究では、大腸菌のpUC系ベクターにmRNAから合成したcDNAを直接クローン化し、それらをランダムに選択してDNAの塩基配列を決定した。有用遺伝子同定用ソフトシステムの開発には、GenBankのデータベースを基本として用いるが、すでに当研究室でクローン化した多数のcDNAのデータも利用した。 本研究では多数のcDNAの塩基配列を決定する上で有効となる合成オリゴヌクレオチドの開発も行った。すなわち、育種上重要な遺伝子のコンセンサス配列を求め合成オリゴヌクレオチドを作成した。これらをプライマーとして効率の良い有用遺伝子の検索を行った。
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