研究課題/領域番号 |
08557007
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
岡村 均 神戸大学, 医学部, 教授 (60158813)
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研究分担者 |
井上 慎一 山口大学, 理学部, 教授 (10274151)
篠原 寛明 岡山大学, 工学部, 助教授 (60178887)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
1998年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1997年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | 水晶振動子センサー / 免疫センサー / 共振周波数 / 細胞培養 / ルシフェラーゼ / 時計遺伝子 / サーカディアンリズム / フォトン検出装置 / Rat1 / 視交叉上核 / ピリオド遺伝子 / 概日リズム |
研究概要 |
水晶振動子センサー(水晶振動子微小秤量装置:北斗電工製HQ-303A)は、水晶版上の電極に電圧を加えると水晶板の歪みが生じる現象を利用したものであり、水晶振動子の共振周波数の測定により振動子表面の吸着反応や結合反応の重量測定が可能となる。今回、水晶振動子を用いて結合・解離反応を行わせ、その時の振動数変化を測定することにより、ビオチンの質量測定することを試みた。水晶振動子にリポ酸修飾ベータガラクトシダーゼを吸着させ、アビジンを加えたときに振動数は減衰した。これは、リポ酸修飾ベータガラクトシダーゼのリポ酸とアビジンが結合し水晶振動子が重くなったためであると考えられる。また、ビオチンを加えると振動数は増加した。これは、リポ酸に結合していたアビジンがパイオアフィニティーの差によりビオチンと結合し水晶振動子から離れたため水晶振動子が軽くなったと考えられる。これを基にし、今年度は、抗原抗体反応にもとづく免疫センサーの開発を行っており、光原抗体反応後は振動数の減弱を確認している。 培養細胞上でリズムを検出する系を作成した。即ち、ラット線維芽細胞系Ratlで50%血清処置を行うと、時計遺伝子であるrPer1,rPer2,rPer3がリズミックに発現する事を見出した。この細胞に、mPer1のプロモーターとルシフェラーゼを融合したものをトランスフェクションした細胞を作成し、高感度フォトン検出装置を用いて、ルシフェラーゼの発現を細胞レベルで連続的に検索した。そうすると、血清処置後、一部の細胞は、20時間から28時間の周期で蛍光強度の発現変動を検出した。
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