研究課題/領域番号 |
08557065
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
血液内科学
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
竹田 潤二 大阪大学, 医学部, 教授 (50163407)
|
研究分担者 |
坂田 恒昭 株式会社ディナベック研究所, 室長
中西 真人 大阪大学, 微生物病研究所, 助教授 (10172355)
|
研究期間 (年度) |
1996 – 1998
|
研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
|
配分額 *注記 |
16,100千円 (直接経費: 16,100千円)
1998年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1997年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
1996年度: 7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
|
キーワード | コンディショナルジーンターゲッティング / 血液幹細胞 / Cre / loxP / pig-a / Pig-a / コンディショナルジーンターデッティング / 膜融合リポソーム / コンディショナルジーンターゲティング |
研究概要 |
従来の遺伝子破壊法で生命現象に不可欠な遺伝子の欠損個体を作製すると、致死が表現型として観察されることが多く、生体内での遺伝子機能の検討が不可能である例が散見されるようになった。Cre/loxPシステムを利用したコンディショナルジーンノックアウトは、組織特異的な遺伝子破壊が達成できる手法として注目を浴びている。標的シークエンス(loxP)を認識するCreリコンビネース発現法は、Cre transgenic mouseを利用した内在性に発現させる方法と、ウイルスベクターあるいは非ウイルスベクターを利用した外来性発現法がある。 Cre蛋白を大腸菌で多量に発現させ、膜融合リポソームに取り込ませ非ウイルスベクターを構築した。in vitroでは、loxP配列を認識しそれに挟まれている遺伝子を除去し破壊した。次に、IoxP配列を有する骨髄細胞を取り出し、膜融合リポソームと混合した。混合直後には、PCR法にて遺伝子破壊が確認された。その骨髄細胞を致死量の放射線照射したマウスに移入したいわゆる骨髄キメラマウスからは、遺伝子破壊された細胞が検出されなかった。この理由が骨髄血液幹細胞への遺伝子導入効率が低いのか、他の技術に問題があるのか検討を続けている。 一方、内在性にCre蛋白を発現できる方法として様々なCre transgenic mouseを利用した。血液系だけで遺伝子破壊を達成するために、胎生初期からCreを発現しているマウスとloxP配列を有するマウスをまず交配し、その胎生肝を放射線照射したマウスに移入した。得られたマウスは、見事に血液系のみで遺伝子破壊が起こっていた(村上ら投稿中)。
|