研究課題/領域番号 |
08557093
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
松崎 勉 (1997-1998) 鹿児島大学, 医学部・附属病院, 講師 (50239000)
古田 茂 (1996) 鹿児島大学, 医学部, 助教授 (80128454)
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研究分担者 |
西元 謙吾 鹿児島大学, 医学部・附属病院, 助手 (50305132)
松根 彰志 鹿児島大学, 医学部, 講師 (00253899)
池田 稔 日本大学, 医学部, 助教授 (30130420)
原田 秀逸 鹿児島大学, 歯学部, 助教授 (60128452)
黒野 祐一 鹿児島大学, 医学部, 教授 (80153427)
松崎 勉 鹿児島大学, 医学部・附属病院, 助手 (50239000)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
8,600千円 (直接経費: 8,600千円)
1998年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1997年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1996年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
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キーワード | うま味 / 味覚障害 / 頭頚部癌 / 味機能検査 / ソルセイブ / 単離味細胞 / パッチクランプ法 / 頭頸部腫瘍 / 味覚機能検査 / 嗅覚障害 / 高齢者 / 食文化 / 味覚 |
研究概要 |
食生活の質を表現する新しい味機能検査法の開発のために研究を行い以下の成果を得た。 1. 「おいしさ」障害の臨床的検討 味覚障害の原因としては、様々な要因があり、高齢者でその発症頻度が高まっていた。また、口内乾燥症患者の茸状乳頭に、高率に形態や終末血管構造の変化を認め、味細胞の傷害が惹起されていることが示唆された。頭頚部悪性腫瘍治療後患者で、味覚異常をアンケートで調査し、ソルセイブによる塩味閾値検査、全口腔味覚閾値検査を施行した。アンケートによる味覚正常群と異常群を比較するとソルセイブでは味覚異常群でその閾値が有意に上昇し、全口腔味覚閾値検査では4基本味に対する閾値上昇は認めなかったが、「うま味」で味覚異常群が正常群に比べ有意に閾値上昇を認めた.頭頚部悪性腫瘍治療後には、総合感覚である「食物の味」が変化し、特に「うま味」閾値は、味覚異常群で有意に上昇しており、食生活の質を表現する味覚機能検査法として有用であると思われた。 2. 「味機能検査法」の検討 健常者の電気味覚検査および濾紙ディスク法検査の閾値は、繰り返し検査で低下する傾向を示した。また、塩味ベーバーテスト(ソルセイブテスト)を用いて味覚機能を検討し、塩味に対する鋭敏さは従来のマイクロピペットによる検査法と相関が見られ、舌先端での電気味覚検査とも相関し、ソルセイブテストは簡易で、信頼性のある味覚障害評価法の1つと考えられた。 3. 単離味細胞における「うま味」味物質に対する反応様式の電気生理学的研究 4基本味とうま味物質の混合味質に対する応答性と単一味質に対する応答性を比較検討するため、同一味細胞にてこうした一連の味質に対する応答を連続して測定するための方法を検討した.そのために、細胞障害の極力少ない新たな味細胞単離法について検討したが、連続実験に耐えうる細胞単離法の開発には至っていない。
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