研究課題/領域番号 |
08557124
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
化学系薬学
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研究機関 | 岡山理科大学 |
研究代表者 |
米光 宰 岡山理科大学, 理学部, 教授 (60001038)
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研究分担者 |
中島 範行 富山県立大学, 工学部・生物高額研究センター, 助教授 (40188959)
上西 潤一 岡山理科大学, 理学部, 教授 (50167285)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
11,600千円 (直接経費: 11,600千円)
1998年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1997年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1996年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
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キーワード | マクロライド / 立体選択的合成 / 中員環閉環 / グルコース / 保護基 / ハイブリッド / ケトホスホナート / ケトホスホナ-ト / 立体選択的合性 / マクロ環合成 / ハイブリッド・マクロライド |
研究概要 |
我々は10数年来、グルコースなど安価で大量に得られる糖類を主なキラル源とし、更に各種の不斉反応の応用と新しい保護基の開発、計算科学の活用などにより、一連のマクロライド、ポリエーテルなどの合成研究を行ってきたが、本研究はそれらを発展させ、極めて複雑な構造を有する主に抗腫瘍性変型マクロライド類の合成研究と合成フラグメントの組合せとマクロ環の一部切り出しと交換による化学的ハイブリッド合成による人エマクロライドの創製への道を開くことを目的になされてきた。 マクロライドのうち、最も種類の多いエノン系、ジエノン系化合物は2つのフラグメントのエステルへの縮合を経てアルデヒド部とケトホスホネート部のホーナーエモンズ型閉環によりマクロ環を構築する方が合成法として有利である。本研究では、メチノリド、ピクロノリド、タイロノリド、カルボノリド類などの合成フラグメントを合成し、先ずエステル化、ホーナーエモンズ閉環によりピクロノリドの改良合成を完成し、またタイロノリド系のハイブリッド・マクロライドも合成することが出来た。さらに典型16員環マクロライド類のラクトン骨格とエポチロンのチアゾール環側鎖部分を合わせ持つハイブリッドをデザインし、合成した。今後これらの化合物について生物活性、薬理活性などのテストを行う予定である。一方、マクロ環の一部切り出しはエリスロノリド系で試み、交換再結合、閉環によりエリスロノリド系ハイブリッドも作ることが出来た。
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