研究課題/領域番号 |
08558016
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 金沢工業高等専門学校 |
研究代表者 |
村本 紘 金沢工業高等専門学校, 電気工学科, 教授 (50159183)
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研究分担者 |
日下 迢 金沢工業大学, 工学部, 教授 (20064454)
竹俣 一也 金沢工業高等専門学校, 電気工学科, 講師 (50167491)
南出 章幸 金沢工業高等専門学校, 電気工学科, 講師 (20259849)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
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キーワード | TV会議 / 遠隔授業 / 代理学習 / 遠隔学習支援システム / 遠隔地教育 / 双方向制御 / TV会議システム / インターネット |
研究概要 |
現在、遠隔授業を支援するものとしては、衛星通信の利用やインターネットの活用、さらにISDN回線を利用した形態が提案され、一部実施に向けた実験も行われている。しかし、これらはいずれも高等教育機関に於ける遠隔授業であり、集合講義を対象としている。 本システムは、このような遠隔授業の場を初等、中等教育における個別対応の授業システムに適応することを目的としている。研究期間内に次のような作業を行ってきた。 1.室内のネットワークパソコンに、TV会議システム、遠隔操作可能なカメラ当を設置し基本的な動作を確認した。 2.動作範囲を学内のネットワーク間に拡大し、カメラの遠隔制御、映像伝送の遅延、音声伝送の遅延、映像と音声の同期等について確認を行った。 3.被写体の種類(黒板、ホワイトボード、OHP,液晶プロジェクター、TV映像)の映像伝送における解像度の実験を行った。 4.本システムを利用する際に必要な各種のソフトウェアの自動立ち上げ、及び操作の説明のために、利用ガイド教材を作成した。したがって、本教材を学習する過程で自動的に本システムの利用が可能になる。 5.以上の結果を踏まえ、学外との予備実験を、近接の大学の設備を借用し行った。 以上の開発研究の成果として、本システムをインターネットを介することによって、日本国内における離島,山閑地における本校、分校間、複式学級、その他に病院などにおける長期療養者、特殊学級の場におけるクラス(教室)と個人を結んだ、リアルタイムでの遠隔授業を支援するシステムが安価で、手軽に実現することが可能になった。
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