研究課題/領域番号 |
08558040
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
自然災害科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
林 春男 京都大学, 防災研究所, 教授 (20164949)
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研究分担者 |
羽下 大信 神戸市外国語大学, 教授 (20117021)
立木 茂雄 関西学院大学, 社会学部, 教授 (90188269)
西尾 メリー 岡山理科大学, 基礎理科学科, 助教授 (30230030)
井口 由子 (財)児童育成協会, こどもの城小児保健部, 次長(研究職)
諸澤 英道 常盤大学, 教授 (10105059)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
8,700千円 (直接経費: 8,700千円)
1998年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1997年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1996年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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キーワード | 自然災害 / こころのケア / ストレスマネジメント / ディブリーフィング / メンタルケア / 訓練システム / インターネット / HTML / 災害ストレス / 心のケア / PTSD / ローカルゲートキーパー / ソーシャルサポート / バーンナウト / ローカルゲートキ-パ- / トラウマ / デブリフィーリング / デフュージョン / デモ-ビライゼーション / 自立支援 |
研究概要 |
平成10年度は、災害時のこころのケアマニュアルの作成を行った.日本、米国、オーストラリアで刊行されている既存の18種類のマニュアルを比較検討し、マニュアルに載せるべき内容の決定を行った.その結果マニュアルは、大きく3部構成をとった.第1部はわが国の防災対策のあり方の概要とその中でのこころのケアの位置づけを扱った.こころのケアの専門家が防災の専門家であることがまれであり、わが国の防災の枠組みを理解した上で、他の防災関係機関との調整のとれたサービスの展開が必要となるからマニュアルに加えた.第2部は、こころのケアの実施に関わる基本的な事項の理解と具体的な実施内容に関する説明であり、マニュアルの根幹部分を構成する.第3部は、こころのケアチームの運営に関わるノウハウを集めた部分であり、個々のケアサービスに従事する人の心身の健康維持に対する配慮を目的としている.完成したマニュアルはできるだけ多くの人に利用可能であること、新しい知見を加えて常時に亜代の更新が可能であることを目的として、通常の刊行物の形態ではなく、インターネット上に以下のURLでhttp://www2.drs.dpri.kyoto-u.ac.jp/gakusei/mitani/mitanil.htmlで公開中である.現時点では日本語版のみの公開であるが、トルコや台湾での地震災害の例でもこころのケアに関する問い合わせが多く、英語版の整備が求められていると考えている.
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