研究分担者 |
吉村 智 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助手 (40294029)
大久保 衛 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助手 (50243168)
杉本 敏司 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (70187665)
大井 正一 (太井 正一) 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (50029154)
岡田 成文 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (40135661)
上田 良夫 大阪大学, 工学部, 助教授 (30193816)
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配分額 *注記 |
10,200千円 (直接経費: 10,200千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1997年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
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研究概要 |
背景:ヘリウム3核融合実現のためには,トカマクのような低ベータトーラスではなく,50%以上のベータ値を有する閉じ込め配位が要求される。 目的:このために,ベータ値が90%前後の磁場反転配位(FRC)プラズマに着目し,現在最も必要とされているFRCプラズマの定常維持の確立を目指し,閉じ込め特性の評価と改善,中性粒子ビーム入射,磁気圧縮等の実験手段を開発する。 成果 1. 閉じ込め特性:粒子閉じ込め時間を,複数の方法で推定し,0.3ms前後と評価した。また,外部ミラー比の増大で閉じ込め時間の伸長傾向がみられた。 2. 一次元磁場圧縮:FRCプラズマの形状制御と,それに伴う閉じ込め特性の変化を調べた。前者では,圧縮率25〜30%のよりファットなFRCが安定に形成された。後者では,巨視的不安定は発生せず,閉じ込め時間の伸長傾向がみられた。 3. 中性粒子ビーム入射:新しい設計概念による電源を用いた500kw級NBIを付設し,基礎技術開発は終了した。低電力入射実現により,物理データを調べつつあるが,新しい検出器の開発が必要となった。
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