研究課題/領域番号 |
08558059
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
本水 昌二 岡山大学, 理学部, 教授 (50032826)
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研究分担者 |
高柳 俊夫 岡山大学, 理学部, 助手 (50263554)
大島 光子 岡山大学, 理学部, 助教授 (80108117)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
9,200千円 (直接経費: 9,200千円)
1997年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1996年度: 7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
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キーワード | 二酸化炭素 / 精密測定装置 / オンサイト分析 / フローインジェクション分析 / ポ-タブルFIA / ガス透過装置 / 海洋 / 大気 / 連続流れ分析 / 海水 / 溶存状態 |
研究概要 |
二酸化炭素の精密測定装置およびオンサイト測定装置の開発と大気-海洋間における二酸化炭素の分配平衡測定システム構築の研究を行った。 1.高効率ガス拡散透過装置の開発 気体状二酸化炭素を透過し易い膜を見い出し、これを組み込んだ小型ガス透過装置を開発した。 2.二酸化炭素の高感度検出反応系の開発 各種酸性染料について、検出反応系の検討を行ない、感度と精度に優れた検出試薬として、クレゾールレッドを見い出した。オンサイト測定に用いる検出反応試薬の合成開発を進め、新規試薬、4-(2,4-ジニトロフェニルアゾ)-1-ナフトール-5-スルホン酸(吸収極大波長:λ_<HR>=454nm,λ_R=618nm;pKa=8.95)、を開発した。本試薬は、450nmLED光源によるCO_2検出試薬系として極めて優れており、オンサイト測定も可能となった。 3.イオン交換法に基づく二酸化炭素を含まない基準水の製造装置の開発 4.FIA方式二酸化炭素測定法の開発 二流路方式FIAに新開発のガス拡散透過装置を組み込み、微量のCO_2を正確・迅速に、精度良く測定できる装置を開発した。さらに、持ち運びできる本格的ポ-タブルFIA装置の開発に世界で初めて成功した。この装置は、LEDをプローブ光に用いるバッテリ-駆動方式測定装置(縦16cm、横16cm、奥行き32cm;重量8kg)である。 5.大気-海洋間CO_2分配平衡解析の研究 海水、大気双方のCO_2のオンサイト同時測定が可能となったことにより、正確な分配平衡測定が初めて可能となり、実際の船上での海洋観測実験使用の予定となった。
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