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太陽電池を水素供与体供給源とする環境低負荷型バイオエレクトロ脱窒処理装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 08558062
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分展開研究
研究分野 環境保全
研究機関群馬大学

研究代表者

黒田 正和  群馬大学, 工学部, 教授 (40008446)

研究分担者 渡辺 智秀  群馬大学, 工学部, 助手 (60251120)
研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
1997年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1996年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード脱窒処理 / バイオエレクトロ法 / 脱窒菌 / 電気分解 / 太陽電池 / 水素 / 回転円板 / 炭素繊細 / 炭素繊維 / 脱窒 / 硝酸性窒素 / 回転円盤
研究概要

バイオエレクトロ法を用いた簡便かつ高効率に硝酸イオン汚染水の脱窒を行う新たな処理プロセスの開発を目的として,電極材料および処理の高速化・高効率化に関わる電極構造・配置等装置様式に重点をおいて検討を行った.また,自然エネルギーの作動エネルギーとしての利用可能性について検討を行った.
1.炭素質材料を陽極として用いると,脱窒反応の進行に好ましい環境が維持できる.通電に伴い陽極からTOC成分が若干溶出するが,それは主に通電初期段階である.炭素材料の製法および形状によりその特性は大きく異なり,比較的密度の高い材料ほどその生成は少なかった.
2.処理速度の高速化に関わる装置形態として陰極に回転円板を用いた回転塩案電極型処理装置を試作した.槽内液混合は,円板回転方向には影響を受けず,回転速度,電極間隔および流路断面積に大きな影響を受けた.本装置では,長期に安定した脱窒処理が可能であった.通電とともに,少量の有機物水素供与体の添加により脱窒速度は向上し,残留有機物のない高速処理が可能であった.
3.槽内陰極面積増大に関わる電極材および装置形状に関し,炭素繊維マトリクス材を電極として用いた処理装置を試作した.炭素繊維マトリクス材は,通常の炭素材と同程度以上の水素生成効率を有するとともに,大きな比表面積を利用した安定した脱窒処理を行うことが可能であった.
4.本反応系に対する反応モデルを構築し,総括反応速度解析を行った.計算結果は実測データにほぼ一致してモデルの妥当性が示されるとともに,高速化および最適操作に関わる影響因子を理論的に推定できた.
5.現状の処理速度および装置規模であれば必要となる電力を得るための太陽電池セル面積は,処理槽と同等規模となり,充分に利用可能であるが,さらに高速化およびコンパクト化した場合には,セル面積が大きくなり必ずしも全体のコンパクト化にはならないことが示唆された.

報告書

(3件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 郭 一令: "回転円板を電極に用いたバイオエレクトロ法による脱窒処理特性" 環境工学研究論文集. 34. 155-162 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Yiling Guo, Tomohide Watanabe and Masao Kuroda: "Denitrification of nitrate polluted water by using a bio-electro rotating contactor" Environmental Engineering Research. Vol.34. 155-162 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 郭 一令: "回転円板を電極に用いたバイオエレクトロ法による脱窒処理特性" 環境工学研究論文集. 34. 155-162 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 黒田正和ら: "バイオエレクトロ回転円板処理槽による脱窒処理特性" 第31回日本水環境学会年会講演集. (印刷中). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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