研究課題/領域番号 |
08558087
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
実験動物学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
鈴木 操 熊本大学, 動物資源開発研究センター, 助教授 (60253720)
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研究分担者 |
辻 正義 九動(株), 企画室, 室長
津久見 清 熊本大学, 医学部, 助手 (60188521)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
15,800千円 (直接経費: 15,800千円)
1998年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
1997年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
1996年度: 6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
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キーワード | Cre / loxp / トランスジェニックマウス / ノックアウトマウス / 相同組換え / 胚凍結保存 / 巨大ゲノムDNA / ES細胞 / 研究支援 / neo耐性マウス |
研究概要 |
変異マウス作成の生命科学研究全般における有用性に鑑み、本研究では近い将来共同利用施設に受け継がれることを期待して、変異マウス作成のための応用技術、周辺技術の開発と、変異マウス作成の実用化を行ってきた。幸い平成12年度からは熊本大学において動物資源開発センターが稼働するので、これ迄の成果は同センターに継承出来る。 1. 技術開発 a) 受精卵へのDNA注入によるトランスジェニックマウスの作製において、導入遺伝子の発現効率を高めるためインスレーター配列の効果について検討した。 b) 組織特異的なノックアウトマウスを作成するため、種々の特異的に発現する遺伝子のプロモーターの下でCreを発現する、様々なトランスジェニックマウスの作成を進めた。 c) バックベクターを用いる巨大ゲノムDNAの受精卵への注入による、トランス.ジェニックマウスの作製効率を検討し、また、同DNAの相同組換えによる遺伝子修飾を開発した。 d) ES細胞での相同組換え体単離効率を大幅に改善し、また、相同組換え体の同定法を簡便なものとした。 e) マウス胚の凍結法、保存法、輸送法の改良開発した。 2. 技術指導 a) 受精卵へのDNA注入によるトランスジェニックマウスの作成 b) ターゲティングベクターの作製法 c) ES細胞の培養、相同組換え技術 d) ES細胞の初期胚への注入によるキメラマウス作成 e) マウス胚の凍結保存および融解法 について、産業としての育成を図るため九動株式会社に技術導入を行うとともに、要請のあった全国の研究者に技術指導を行った。 3. 資材提供 a) 全国の研究者を対象に受精卵へのDNA注入によるトランスジェニックマウスの作製とES細胞の初期胚への注入によるキメラマウス作成の要請に応じた。 b) 全国の研究者を対象にES細胞、neo耐性フイーダー細胞、各種ベクターを要請により配布した。
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