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中世スコラ学におけるヘレニズム・ヘブライズム統合に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08610001
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 哲学
研究機関北海道大学

研究代表者

花井 一典  北海道大学, 文学部, 助教授 (80228501)

研究分担者 中澤 務  北海道大学, 文学部, 助手 (10241283)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1996年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード中世スコラ学 / ヘレニズム / ヘブライズム / ギリシア哲学 / アリストテレス / トマス・アクイナス
研究概要

中世におけるギリシア哲学の複雑かつ微妙な受容過程を、多少なりとも明確な図式の中に描き出すことが、本研究の目的であった。この目的を達成するために、哲学史上の基本概念(「心」「理性」「本質」「意志」「認識」「言語」など)に焦点を当て、盛期スコラの哲学者達に至るまでの代表的な哲学者達に関して、その概念の理解と用法の変遷を洗い出し、どのような影響関係を持ちながら、問題の概念が受容されていったのかを調査し、このような基礎的研究をもとにして、中世スコラ哲学におけるヘレニズム・ヘブライズム統合の基本的な図式に関する総合的な見方を提示する試みを行った。この目的を実現するために、次のような基本的な作業を主に行った。
(1)現有の『キリスト教著作家全集』、『アリストテレス全集』、『トマス・アクィナス全集』のテキストをCD-ROM版によって整理し、哲学上の基本概念に関して、その用法を網羅したインデックスを作成した。
(2)以上の作業によって集められたデータをもとに、各分担者がそれぞれの専門分野から分析を行った。中澤はギリシャ研究の立場からアリストテレス的概念の中世における受容(ないし変容)形態を考察した。また、その後の中世独自の展開過程に関しては、花井が、詳細な調査・分析を試みた。
本研究は、データベースを活用した、概念の歴史的な受容の姿を明確にする試みであり、研究も大部分は基礎的な調査に終始したが、より総合的な研究への足がかりとしての基盤作りは十分にできたのではないかと考えている。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 内山 勝利 他: "西洋哲学史 [古代・中世編]" ミネルヴァ書房, 324 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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