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強化刺激検出ニューロンの伝達物質特性に関する行動生化学的解析

研究課題

研究課題/領域番号 08610078
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 実験系心理学
研究機関浜松医科大学

研究代表者

中原 大一郎  浜松医科大学, 医学部, 教授 (80128389)

研究分担者 中村 直人  浜松医科大学, 医学部, 教務職員 (30211436)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード自己刺激行動 / マイクロダイアリシス / 内側前脳側 / 腹側被蓋野 / モノアミン / グルタミン酸
研究概要

これまでの我々の研究により、(a)脳内自己刺激行動に伴うドーパミンの活動は、おもに中脳一辺縁・前頭葉系において著名に増加すること、また(b)セロトニンの活動性は、むしろ自己刺激行動終了後にピークを示し、ドーパミン系の活動に対するホメオスタテイックな調節作用を有することが明らかにされた。しかしながら、外観視床下部を中心とする内側前脳束の電気刺激により最初に賦活されるニューロン(強化刺激検出ヨュ-ロン)は、無髄のモノアミンニューロンではなく、有髄ニューロンであることが推測されている。したがって、内側前脳束の自己刺激によりまず下降性の細い有髄神経が興奮し、その結果二次的に脳幹部のモノアミン系が活性化されると考えられる。
本研究では、(1)この強化刺激検出ニューロンが脳の何処にあり、また(2)その伝達物質が何かを検索した。(1)の実験では、FOSの発現をニューロンの活性化の指標として用い、内側前脳束の報酬性刺激によって最初に駆動されるニューロンが存在する脳部位を調べた。その結果、このニューロンは外側視索前野と外側視床下部の前部に多く存在することが強く示唆された。また、(2)の実験では、マイクロダイアリシス法を用いて(1)で明らかにされた外側視索前野と外側視床下部ニューロンの伝達物質候補として考えられるアセチルコリン、GABAおよびグルタミン酸の自己刺激行動に伴う変化を腹側被蓋野で測定した。その結果、グルタミン酸については候補物質の一つとしての可能性が示唆された。アセチルコリンとGABAについては現在なお検討中である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Hideki Miura: "Effects of mocrobemide on forced-swimming stress and brain monoamine levels in mice" Pharmacology,Biochemistry and Behavior. 53. 469-475 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Makoto Naoi: "Dopamine-derived endogenous 1 (R),2 (N) -dimethyl-6,7-dihydroxy-1,2,3,4-tetrahydroisoquinoline,N-methyl- (R) -salsolinol,induced parkinsonism in rat : biochemical,pathological and behavioral studies" Brain Research. 709. 285-295 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Daiichiro Nakahara: "Monitoring Molecules in Neuroscience" University of La Laguna (Eds.,JL.Gonzalez-Mola,R.Borges and M.Mas), 403 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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