研究課題/領域番号 |
08610116
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育・社会系心理学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
小林 輝行 信州大学, 教育学部, 教授 (20002545)
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研究分担者 |
東原 義訓 信州大学, 教育学部, 助教授 (90143172)
小松 伸一 信州大学, 教育学部, 助教授 (50178357)
守 一雄 信州大学, 教育学部, 助教授 (30157854)
川島 一夫 信州大学, 教育学部, 教授 (40135116)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1996年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 授業評価 / 教員養成学部 / 卒業生 / 中学校教員 / 小学校教員 / 質問紙調査 / 長野県 / 重回帰分析 |
研究概要 |
長野県内の小中学校に在職する信州大学教育学部卒業生に、教育学部の授業評価を依頼するため、長野県内のすべての小中学校計600校に授業評価アンケートを郵送し回答を求めた。600部のアンケートのうち、346部が回収された(回収率57%)。回答者の卒業年は1987年(昭和62年)を中心にほぼ正規分布を描いた。授業評価は、教員養成学部カリキュラムの主たる科目群(教育学・心理学・教育法・教科専門・教科専門(副免)・(旧)教養科目)に分けて集計分析された。その結果、(1)教職関係の科目(教育学・心理学・教育法)は、教科専門科目よりも全般に評価が低いこと、(2)なかでも教育学関係の授業の評価が低いこと、(3)教養科目の授業は一部で指摘されているよりも高いこと、などが明らかとなった。 本研究でも、守ら(1996)と同様の手続きにより、総合評価でよい授業とされる授業はどの個別評価項目と最も関係しているのかを、各評価項目を説明変数、総合評価を目的変数としてステップワイズ法による重回帰分析を行った。その結果、一貫して重回帰式に入ってきた最も重要な項目は、「講師の説明が知的に刺激を与えるものであること」であった。科目群間の違いはあまりみられなかった。 本研究では、こうした授業評価結果を在学生による授業評価と比較分析するため、信州大学教育学部3年次生305名にほぼ同様の授業評価をさせた。その結果、卒業生と在学生との授業評価にはほとんど差がないことが見いだされた。 本研究の一部は、守ら(1997a)及び守ら(1997b)として公刊されている。また、成果の一部はアメリカジョージア大学にて口頭発表された。
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