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学級集団における社会的スキル訓練プログラム作成の試み

研究課題

研究課題/領域番号 08610126
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関神戸大学

研究代表者

小石 寛文  神戸大学, 発達科学部, 教授 (70030591)

研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード社会的スキル / 学級 / ソシオメトリック地位 / 仲間関係への自己効力感 / 仲間関係ストレス / 仲間関係(社会的)スキル / 学級集団 / 仲間関係の自己効力
研究概要

本研究では,社会的スキルを高めるためのプログラムを専門家が実施するというのではなく,教師の日常の指導において可能な方法の検討ということが目的であった。仲間関係に問題がある子どもは,社会的スキルの欠如によるところが大きい。社会的スキルを獲得できないのは,仲間とのかかわりが弱いということによる。それは,仲間とかかわることへの自信の低さが原因となっている。そこで,子どもたちの仲間関係への自己効力感に注目し,小学生を対象にして検討した。
研究1では,仲間関係への自己効力感が社会的スキルやソシオメトリック地位と関連していること,仲間関係へのストレスの種類と社会的スキルとが関連していることなどを明らかにした。研究2では,学級編制替え前の仲間関係への自己効力感が,学級編制替え後の仲間関係にどう影響しているかについて検討したが、必ずしも継時的な関連は明らかにされなかった。しかし,同時期では,仲間関係への自己効力感とソシオメトリック地位とは関連があった。研究3では,仲間関係への自己効力感を高めるために,子ども同士で良いところを見付け合うという操作を入れ,その効果を検討したが,一部に効果はみられたものの顕著な効果はみられなかった。研究2と研究3は,小学2年生を対象にしたことの問題があげられた。研究4では,小学5,6年生を対象にして,研究3と同じような自己効力感を高める操作を入れた。その結果。顕著な効果がみられ,仲間関係への自己効力感,社会的スキルの自己認知だけではなく,仲間に対する認知も好意的な方に顕著に変化した。

報告書

(3件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 小石 寛文: "仲間関係への自己効力感がソシオメトリック地位や学級編制替え後の仲間関係に及ぼす影響" 神戸大学発達科学部研究紀要. 5・1(印刷中). (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Hirofumi KOISHI: "Effects of Self-Efficacy for Peer Relations to Sociometric Status and Peer Relations in New Class." Bulletin of the Faculty of Human Development. 5,2, (in press).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 小石寛文: "仲間関係への自己効力感がソシオメトリック地位や学級編制替え後の仲間関係に及ぼす影響" 神戸大学発達科学部研究紀要. 5・1(印刷中). (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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